令和5年度 京成本線荒川橋梁部 夜間水防訓練を実施
京成関屋駅から堀切菖蒲園駅までの区間の荒川に位置する鉄道橋「京成本線荒川橋梁」の堤防部は、周辺の堤防に比べて低く、大型台風等による増水時は越水する危険性が高いため、荒川の弱点とも呼ばれています。仮にこの場所で決壊した場合、葛飾から八潮に及ぶ約1,800haが浸水し、約30万人が被災すると想定されています。抜本的な解決となる橋梁の架け替えは国土交通省の発表によると令和19年度完成予定であるため、区では堤防かさ上げ完成までの水防対策を強化し、令和4年度は初めて線路内で水防訓練を実施しました。令和5年度は、線路内が踏切のように平坦化され、作業効率が上がったことにより、作業時間をさらに短縮して水防訓練を実施しました。
- 日時
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令和5年6月24日(土曜日)午前0時から午前3時まで
- 場所
- 荒川左岸 京成本線荒川橋梁堤防部(堀切四丁目23番地先)
- 訓練実施機関
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葛飾区:70名(活動対策人員35名、現場指揮本部及び受付誘導人員35名)
京成電鉄株式会社:約10名(線路内監視員及びフェンス脱着人員)
合計約80名
(来賓関係)
都議会議員、区議会議員、国土交通省荒川下流河川事務所、本田消防署、葛飾警察署、区内消防団・町会、区民ほか 合計約30名 - 実施内容と目的
- 京成本線終電後の深夜帯に、当該堤防の線路内において、線路両脇のコンクリート製擁壁(パラペット)の間の範囲(高さ約2m×幅約15m)に、大型止水板(高さ1.8m×幅1.2m:13枚)や大型水のう(水のう1本あたり、約3トン、延長15m:2本)等を設置する訓練を実施します。この訓練は、実際に台風が上陸した際も迅速かつ円滑に、水防活動を遂行できるようにするため、毎年繰り返し行うことで、水防活動の習熟度を高めるとともに、工法の手順を工夫することで、より効率化を図ることを目的としています。
越水防止対策の概念図(イメージ図)
線路内が平坦化されました
訓練状況(写真)について
「平常時の現地堤防状況(左)」と「止水板の組立完成状況(右)」の比較
訓練実施状況(訓練の主な流れ)
- 訓練結果
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対策活動人員:35名
対策活動時間:線路内の対策は約33分で完了しました。
※昨年度の訓練より17分短縮して線路内作業が行えました。
その他、橋梁架替事業や昨年度までの訓練経過等については、下記の関連リンクからご覧いただけます。
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