洪水標識板について
葛飾区は荒川、中川、江戸川といった大きな河川に囲まれ、区の半分近くが東京湾の海面より低いゼロメートル地帯となっています。そのため、ひとたび区の周辺で河川の氾濫が起きると甚大な被害を受けることになります。
そこで本区では、洪水ハザードマップのさらなる普及浸透と水防災意識の向上を図ることを目的として、日常時から河川が氾濫した場合の浸水深をより多くの方々に認識していただくよう、浸水深を表記した洪水標識板を平成19年度から区内の電柱に設置し初め、令和3年3月時点では447箇所の電柱に設置しています。
令和2年3月に葛飾区洪水ハザードマップを改定したことや、JISの改正に伴う洪水の図記号が変更されたことから、順次、設置済みの洪水標識板を下図のような洪水標識板に更新(貼替)しています。令和2年度については、新しくなった洪水ハザードマップの想定浸水深(※)と洪水標識板の浸水深表記が異なっていた249箇所の洪水標識板を優先的に更新しました。
※想定浸水深には、およそ200年に1度の規模の大雨である計画規模と、1000年以上に1度の規模である想定最大規模の2種類があり、本区の洪水標識板に表記する想定浸水深は計画規模を基にしています。
上図のとおり、区内の洪水標識板は2種類あり、想定浸水深の基となる河川が異なります。図3のように中川・新中川より西側の地域は「荒川洪水ハザードマップ」を基にした洪水標識板(図1)を、中川・新中川より東側の地域は「江戸川洪水ハザードマップ」を基にした洪水標識板(図2)を設置しています。(区内の洪水標識板の想定浸水深は、中川洪水ハザードマップや区外の地域のハザードマップとは異なりますのでご注意ください。)図4は更新済みの洪水標識板の写真です。
新しい洪水標識板には、防災学習用アプリ「天サイ!まなぶくん」のQRコードを追加しました。このアプリは洪水が起こったときの浸水状況を「AR」技術によって立体的に表現するアプリです。荒川、江戸川に加えて中川、綾瀬川も川が氾濫したときに現在の場所がどれだけ浸水するかが視覚的に分かり、また、近くの避難所の位置も知ることができます。
そのほかにも、浸水リスクの情報を取得する方法は様々あります。一例として、国土交通省の地点別浸水シミュレーション検索システム「浸水ナビ」では、地図上で選択した想定破堤点から氾濫が生じた場合に想定される浸水範囲においてCGアニメーションによる浸水到達時間や浸水継続時間などを知ることができます。詳しくは下記の公式ホームページをご覧ください。
洪水標識板の新設・撤去・移設の要望を受け付けております
区内の洪水標識板について、新規設置・撤去・移設のご要望等ございましたら、はじめに必ず、このページの下部のお問い合わせ先までご連絡ください。いただいたご要望は担当課で申請書を受け付け後、洪水標識板の管理者である東電タウンプランニング株式会社と対応可否について協議いたします。(電柱の管理上、ご要望に添えない場合もありますので予めご了承ください。)
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
調整課事業調整担当係
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