京成本線荒川橋梁線路内で夜間水防訓練を実施!
京成関屋駅から堀切菖蒲園駅までの区間の荒川に位置する鉄道橋「京成本線荒川橋梁」の堤防部は、周辺の堤防に比べて低く、大型台風等による増水時は越水する危険性が高いため、荒川の弱点とも呼ばれています。仮にこの場所で決壊した場合、葛飾から八潮に及ぶ約1,800haが浸水し、約30万人が被災すると想定されています。抜本的な解決となる橋梁の架け替えは国土交通省の発表によると令和19年度完成予定であるため、区では堤防かさ上げ完成までの水防対策を強化し、令和4年度は初めて線路内で水防訓練を実施しました。(訓練概要については、下記の添付ファイル1をご覧ください。)
- 日時
- 令和4年6月4日(土曜日)午前0時から午前3時まで
- 場所
- 荒川左岸 京成本線荒川橋梁堤防部(堀切四丁目23番地先)
- 訓練実施機関
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葛飾区、京成電鉄株式会社 合計約90名
(来賓関係)
国会議員、都議会議員、区議会議員、国土交通省荒川下流河川事務所、本田消防署、葛飾警察署、区内消防団・町会、区民ほか 合計約50名 - 実施内容と目的
- 京成本線終電後の深夜帯に、当該堤防の線路内に立ち入り、線路両脇のコンクリート製擁壁(パラペット)の間の範囲(高さ約2m×幅約15m)に、越水防止工法(大型止水板や大型水のう等の設置)を行う訓練を実施することで、関係機関4者(※1)でとりまとめた水防活動手順書に基づく対策内容についての妥当性及び対策活動時間(※2)の検証を行い、実際に台風が上陸した際も迅速かつ円滑に越水防止工法を遂行できるようにすることを目的とします。
(※1)4者とは、荒川下流河川事務所・京成電鉄株式会社・足立区・葛飾区で、令和2年9月に水防活動に関する確認書を4者で締結しています。
(※2)確認書に基づく水防活動手順書では、線路内での対策活動時間は2時間以内と決められています。(添付ファイル2のP4に記載)
越水防止対策の概念図(イメージ図)
訓練状況(写真及び動画)について
「平常時の現地堤防状況(左)」と「越水防止対策訓練完成状況(右)」の比較
訓練実施状況(訓練の主な流れ)
訓練の実施状況動画は下記リンクからご覧いただけます。
- 訓練結果
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対策活動人員:46名
対策活動時間:線路内の対策は約50分で完了しました。
訓練により、水防活動手順書に基づく対策内容の妥当性や関係機関との連携方法、さらに、2時間以内という時間制限を半分以上縮めた活動時間で線路内対策が可能であることを確認することができました。
その他、橋梁架替事業やコンクリート壁(パラペット)完成に至るまでの経緯等については、下記の関連リンクからご覧いただけます。
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
調整課事業調整担当係
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