平成18年度行政評価の評価結果について

　葛飾区では、今年度も庶務事務等（注釈）を除く区の全ての事務事業について事務事業評価を実施しました。
　また、事務事業の上位の目的である「施策」を評価の対象として、今後の本格実施に向けて課題の把握や職員の理解を深めるため、昨年度に引き続き施策評価の試行を実施しました。

（注釈）庶務事務等とは、主に経理事務等の内部管理的な事務です。　　

葛飾区の行政評価

　葛飾区では、区で行っている仕事を基本計画の計画体系に合わせて、上から政策・施策・事務事業の3段階に区分したうち、事務事業について評価を行っています。
　事務事業の概要やコストに加え、活動量を活動指標、成果を成果指標としてできるだけ数値化して明示した上で、その効率性や費用対効果について事後評価し、その評価結果に応じて改善・改革を実施するともに、区民の皆様に区の仕事がどのように行われているか、説明責任を果たします。（なお、現在施策についても評価を試行し、本格実施に向け課題等の分析を行っています）
　区では限りある経営資源をより有効かつ適切に配分していくために、行政評価を活用してPDCA（Plan（計画・予算） Do（事業実施） Check（行政評価） Action（改善・改革））サイクルを円滑に進めていきます。

• 事務事業評価:平成13年度に試行、平成14年度より本格実施
• 施策評価:平成16年度より試行中

　なお、行政評価制度の概要につきましては、下記の添付ファイルをご覧ください。

• 行政評価制度の概要について （PDF 20.6KB）

平成18年度行政評価の実施概要

事務事業評価

評価対象

庶務事務等を除く、792事務事業を対象としました。

平成18年度事務事業評価総括結果

年度	拡充	継続	改善	縮小	再構築	廃止・休止	総計
平成18年度	53	529	159	13	23	15	792
割合（%）	6.7	66.8	20.1	1.6	2.9	1.9	100
平成17年度（参考）	46	468	226	13	23	17	793
割合（%）	5.8	59	28.5	1.6	2.9	2.1	100

（注釈）各評価を受けた事務事業の割合は端数調整しているため、合算しても100にならない場合があります。

評価手順

　全792事務事業ごとにその目的や内容、成果、課題、コスト等を記載する「事務事業評価表」を作成し、行政評価委員会（注釈）が33事務事業、所管課長が759事務事業の評価を実施しました。

（注釈）行政評価委員会
　評価に区民の視点を取り入れることを目的に設置した外部委員会。学識経験者2名、公募区民6名、区内各種団体代表6名の合計14名で構成。

評価内容

　まず、成果やコストを含む事務事業の現状をもとに、行政の関与や事業の必要性・有効性・効率性の評価を行い、さらにそれらの結果を踏まえて総合評価を行いました。
　総合評価では、「拡充」「継続」「改善」「縮小」「再構築」「廃止・休止」のいずれかで判断しました。各評価の考え方は以下のとおりです。

• 拡充:事業対象の拡大や事業内容の充実等、事務事業の水準を向上させるべきもの
• 継続:効果的、効率的に実施されており、現在の形で継続すべきもの
• 改善:成果向上やコスト削減を図るため、事業内容を改善すべきもの
• 縮小:事業対象や事業内容の縮小等、事務事業の水準を適正化すべきもの
• 再構築:事業内容を抜本的に改めるべきもの
• 廃止・休止:事務事業を廃止・休止すべきもの

改善・改革への取組内容の作成

　今回の評価で拡充、改善、縮小、再構築、廃止・休止のいずれかの評価をされた事務事業は、今後予算や人員含めた改善・改革の具体的な「取組内容」を作成し、年度末に公表していきます。

施策評価（試行）

評価対象

　内部管理的な施策を除く、65施策を試行の対象としました。

評価手順

　施策ごとにその目的、成果、コスト、課題、施策を構成する事務事業一覧等を記載する「施策評価表」を作成担当課で作成し、作成担当課を所管する部長が評価を実施しました。

今後の対応

　本格実施に向け、今回の試行で明らかになった課題への対応を行い、より良い評価が可能となるよう改善を進めていきます。

平成18年度行政評価の評価結果

　平成18年度行政評価の評価結果（施策評価表及び事務事業評価表）は政策ごとにまとめましたので、下記の関連リンクからご参照ください。

• 平成18年度評価表の見方 （PDF 738.2KB）
• 平成18年度行政評価：政策.01「人権・平和」
• 平成18年度行政評価：政策.02「保健」
• 平成18年度行政評価：政策.03「衛生」
• 平成18年度行政評価：政策.04「医療」
• 平成18年度行政評価：政策.05「高齢者支援」
• 平成18年度行政評価：政策.06「障害者支援」
• 平成18年度行政評価：政策.07「子ども・家庭支援」
• 平成18年度行政評価：政策.08「低所得者支援」
• 平成18年度行政評価：政策.09「地域で支える福祉」
• 平成18年度行政評価：政策.10「地域街づくり」
• 平成18年度行政評価：政策.11「防災・生活安全」
• 平成18年度行政評価　政策.12「交通」
• 平成18年度行政評価　政策.13「公園・水辺空間の創出」
• 平成18年度行政評価　政策.14「環境」
• 平成18年度行政評価　政策.15「産業・就労支援」
• 平成18年度行政評価　政策.16「観光レクリエーション」
• 平成18年度行政評価　政策.17「地域活動」
• 平成18年度行政評価　政策.18「文化・国際」
• 平成18年度行政評価　政策.19「学校教育」
• 平成18年度行政評価　政策.20「学習」
• 平成18年度行政評価　政策.21「スポーツ」
• 平成18年度行政評価　政策.22「新政策推進システム」
• 平成18年度行政評価　政策.23「IT推進」
• 平成18年度行政評価　政策.24「区民事務」
• 平成18年度行政評価　政策.25「内部管理事務」

　平成17年度に廃止・休止になった事務事業とすでに新規受付を廃止した事務事業、及び今回は平成18年度より指定管理者へ移管した旧3財団の事務事業（すでに実施形態が大幅に変更され、事後評価が活かされないため）については評価を実施しておりません。

• 平成18年度行政評価　廃止等事務事業

　また、行政評価の政策・施策の体系ごとにかかったコストについては、下記の添付ファイルをご覧ください。

• 平成18年度行政評価政策・施策別コストについて （PDF 58.8KB）

評価結果の閲覧について

　平成18年度行政評価の評価結果は、下記の場所でも閲覧できます。

• 区政情報コーナー（区役所3階）
• 図書館（地区図書館を除く）
  中央図書館、立石図書館、お花茶屋図書館、上小松図書館、亀有図書館、水元図書館、鎌倉図書館の各館