vol.4 先進技術を使ってみよう（令和6年3月25日号）

先進技術を使ってみよう

最近、テレビや新聞などで「生成AI」という言葉を見聞きします。
生成AIとは、インターネット上のたくさんの情報を学習して、質問の回答を作成するAIのことです。
現在、区でも生成AIの活用を進めており、さまざまな業務の効率化に取り組んでいます。生成AIを活用することで、文章の要約や案を作成するなど、内部業務に充てる時間を効率化し、窓口対応などの区民サービスをより向上させていきたいと考えています。
ただし、生成AIは、学習していない情報には対応できず、誤った回答をすることがあります。そのため、区では生成AIの効果的な活用方法や注意事項を学ぶ研修を受講した約700人の職員が、生成AIの回答が正しいかどうか確認しながら活用しています。
今後は、さらなる活用を進めるために、区の条例やマニュアルなどを生成AIに学習させ、より正確な回答を作成できる環境を整える予定です。
このように、新しい働き方を取り入れて効率的に働くことは、SDGsのゴール8「働きがいも経済成長も」につながります。また、生成AIのような先進技術を活用することは、ゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも貢献しています。

私たち一人一人ができることはあるのでしょうか？

ゴール8や9は、国や企業が取り組むことが多いと思われがちですが、買い物をする際にセルフレジを使ったり、飲食店でタブレット注文をしたりすることもゴールの達成につながります。私たちが先進技術を使うことで、新たな技術の開発やお店の方の効率的な働き方につながり、SDGsに貢献できます。
SDGsは私たち全員の目標です。持続可能な未来に向けて一歩踏み出してみましょう。

• SDGsに取り組むためのヒント（取組事例紹介）