くらしのまど《広報かつしか令和6年7月25日号掲載》
消費生活相談専用電話番号
03-5698-2311
健康不安につけ込む商品販売購入に注意しましょう
「店員の話が楽しい」「日用品や食品が安く手に入る」などの理由で、お店などに通い続けているうちに、高額な商品を購入させられたという相談が高齢者から寄せられています。
今回は、その事例とトラブルに対処するためのアドバイスを紹介します。
事例1
知人に誘われて新しくできたお店に行ったところ、健康に関する話が聞けて、100円でプレゼントももらえるため毎日通った。ある時、店の人の指示で血圧測定をしたところ、「血小板が少ない。このままでは病気になる」と言われ、高額な健康食品を勧められた。
威圧的な物言いで、断れず約100万円分も購入してしまった。その後、病院で血液検査をしたが異常はなかった。返金してほしい。
事例2
健康食品が安く手に入るので、お店に通い続けていたところ、社長と顔見知りになり、社債の購入を勧められた。同じお店に通う友人も購入していたため、内容をよく理解しないまま数百万円分の社債を購入した。その後、その会社が倒産してしまった。
アドバイス
▼ 通い続けて顔見知りになり、個別に勧誘されると、断りずらくなってしまうことがあります。無料の粗品配布や安売りなどと言われても、安易に会場には近づかないようにしましょう。
▼ 健康食品以外にも、羽毛布団や磁気マットレス・ネックレス、電気治療器具などで同様の相談が寄せられています。また「今契約すれば安くする」と、契約を急がせるケースもあります。その場で契約せず、周囲の人に相談しましょう。
大切な老後の資金を取り崩してまで購入が必要かもよく考えましょう。
周りの人へ
本事例は、高齢者の健康不安や日常的な寂しさなどにつけ込んだ手口です。周囲の方も日ごろから「内容の不明確なセミナーに通っていないか」など、高齢者の様子に気を配りましょう。
困ったときやトラブルになった場合は、消費生活センターへご相談ください。
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このページに関するお問い合わせ
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