くらしのまど《広報かつしか令和5年3月25日号掲載》
消費生活相談専用電話番号
03-5698-2311
子どもの高額なオンラインゲームの課金に注意しましょう
子どもが親に無断でオンラインゲーム内のアイテムを購入する「課金」を行ってしまったというトラブルが発生しています。
今回は、その事例とトラブルに対処するためのアドバイスを紹介します。
≪事例≫
小学生の子どもが親のタブレット端末を使い、オンラインゲームで、3カ月間で150万円分の有料アイテムを購入していた。
端末内に親のクレジットカードの情報が残っており、課金の際に毎回パスワードを入力する必要がない設定になっていた。
また、決済完了メールは届かない設定になっていたため、課金していたことに気付かなかった。
未成年者なので、契約を取り消してほしい。
≪アドバイス≫
民法では、(1)未成年者の契約である(2)親権者の同意がない(3)小遣いで払えない額である、という3つの条件を満たした場合に未成年者契約を取り消すことができます。
ただし、親のアカウントで課金している場合は未成年者契約であることの証明が困難であるため、取り消しが認められないことがあります。
また、親のクレジットカードを使用していた場合は、カードの管理責任を厳しく問われ、取り消しが認められないこともあります。
子どものオンラインゲームの課金トラブルを防ぐために、最初に、お子さんとルールについて話し合いましょう。
お子さんも利用する端末などは、クレジットカード情報の登録状況やパスワードの設定状況などを確認しましょう。
ペアレンタルコントロール機能(※)を活用し、課金を制限することも有効です。
また、クレジットカード会社などからの決済完了メールの受信設定をしておくと、トラブルに早く気付くことができます。
※子どもにとって好ましくない内容のウェブサイトやコンテンツに対し、利用や閲覧の制限を設ける機能
困ったときやトラブルになった場合は、消費生活センターへご相談ください。
※消費生活相談専用電話番号はこちら ⇒ 03-5698-2311
このページに関するお問い合わせ
産業経済課消費生活センター
〒124-0012 葛飾区立石5-27-1
電話:03-5698-2316 ファクス:03-5698-2315
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。