平成19年度行政評価の評価結果
葛飾区では、経理事務等の内部管理的な庶務事務を除き、区の全ての事務事業について事務事業評価を実施しました。
また、事務事業の上位の目的である施策についても、今年度より施策評価を実施しました。
葛飾区の行政評価
葛飾区では、区で行っている仕事を基本計画の計画体系に合わせて、上から政策・施策・事務事業の3段階に区分したうち、事務事業について評価を行っています。
施策・事務事業の概要やコストに加え、活動量を活動指標、成果を成果指標としてできるだけ数値化した上で、その効率性や費用対効果について事後評価し、その評価結果に応じて改善・改革を実施するともに、区の仕事がどのように行われているか、区民の皆様に明らかにしています。
区では限りある経営資源をより有効かつ適切に配分していくために、行政評価を活用してPDCA(Plan(計画・予算)-Do(事業実施)-Check(行政評価)-Action(改善・改革))サイクルを円滑に進めていきます。
- 事務事業評価:平成13年度に試行、平成14年度より本格実施
- 施策評価:平成16年度より試行、平成19年度より本格実施
なお、行政評価の概要につきましては、下記の添付ファイルをご覧ください。
平成19年度行政評価の実施概要
事務事業評価
評価対象
庶務事務等を除く、801事務事業を対象としました。
評価手順
全801事務事業ごとにその目的や内容、成果、課題、コスト等を記載する「事務事業評価表」を作成し、行政評価委員会(注釈)が30事務事業、所管課長が771事務事業の評価を実施しました。
(注釈)行政評価委員会
評価に区民の視点を取り入れることを目的に設置した外部委員会。学識経験者2名、公募区民6名、区内各種団体代表6名の合計14名で構成。
評価内容
まず、成果やコストを含む事務事業の現状をもとに、行政の関与や事業の必要性・有効性・効率性の評価を行い、さらにそれらの結果を踏まえて総合評価を行いました。
総合評価では、「拡充」「継続」「改善」「縮小」「再構築」「廃止・休止」のいずれかで判断しました。各評価の考え方は以下のとおりです。
- 拡充:事業対象の拡大や事業内容の充実等、事務事業の水準を向上させるべきもの
- 継続:効果的、効率的に実施されており、現在の形で継続すべきもの
- 改善:成果向上やコスト削減を図るため、事業内容を改善すべきもの
- 縮小:事業対象や事業内容の縮小等、事務事業の水準を適正化すべきもの
- 再構築:事業内容を抜本的に改めるべきもの
- 廃止・休止:事務事業を廃止・休止すべきもの
改善・改革への取組内容の作成
今回の評価で拡充、改善、縮小、再構築、廃止・休止のいずれかの評価をされた事務事業は、今後予算や人員含めた改善・改革の具体的な「取組内容」を作成し、毎年3月に公表していきます。
年度 | 拡充 | 継続 | 改善 | 縮小 | 再構築 | 廃止・休止 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平成19年度 | 62 | 584 | 99 | 30 | 14 | 12 | 801 |
割合(%) | 7.7 | 72.9 | 12.4 | 3.7 | 1.7 | 1.5 | 100 |
平成18年度(参考) | 53 | 529 | 159 | 13 | 23 | 15 | 793 |
割合(%) | 6.7 | 66.8 | 20.1 | 1.6 | 2.9 | 1.9 | 100 |
年度 | 拡充 | 継続 | 縮小 | 再構築 | 総計 |
---|---|---|---|---|---|
平成19年度 | 22 | 42 | 0 | 1 | 65 |
割合(%) | 33.8 | 64.6 | 0 | 1.5 | 100 |
施策評価
(1)評価対象
内部管理的な施策を除く、65施策を対象としました。
(2)評価手順
施策ごとにその目的、成果、コスト、課題、施策を構成する事務事業一覧等を記載する「施策評価表」を作成担当課で作成し、作成担当課を所管する部長が評価を実施しました。
(3)評価内容
事務事業の評価結果をもとに、行政の関与や区民ニーズへの貢献、成果向上の必要性や容易性の評価を行い、さらにそれらの結果を踏まえて総合評価を行いました。
総合評価では、「拡充」「継続」「縮小」「再構築」のいずれかで判断しました。各評価の考え方は以下の通りです。
- 拡充:施策を構成する事務事業の内容を見直すことで、施策の水準を向上させるべきもの
- 継続:効果的、効率的に実施されており、現在の形で継続すべきもの
- 縮小:施策を構成する事務事業の内容を見直すことで、施策の水準を適正化すべきもの
- 再構築:施策内容を抜本的に改めるべきもの
(4)改善・改革への取組内容
実施計画を改定する際に、施策評価結果の内容を踏まえて策定していきます。今回の評価結果は、今後策定される予定の中期実施計画に反映します。
平成19年度行政評価の評価結果
平成19年度行政評価の評価結果(施策評価表及び事務事業評価表)は政策ごとにまとめましたので、下記の関連リンクからご参照ください。
(注釈)「人権・平和」「新政策推進システム」「IT推進」「区民事務」「内部管理事務」については、区の政策ではありませんが、便宜上政策として分類しています。
- 平成19年度評価表の見方 (PDF 1.5MB)
- 平成19年度行政評価:政策.01「人権・平和」
- 平成19年度行政評価:政策.02「保健」
- 平成19年度行政評価:政策.03「衛生」
- 平成19年度行政評価:政策.04「医療」
- 平成19年度行政評価:政策.05「高齢者支援」
- 平成19年度行政評価:政策.06「障害者支援」
- 平成19年度行政評価:政策.07「子ども・家庭支援」
- 平成19年度行政評価:政策.08「低所得者支援」
- 平成19年度行政評価:政策.09「地域で支える福祉」
- 平成19年度行政評価:政策.10「地域街づくり」
- 平成19年度行政評価:政策.11「防災・生活安全」
- 平成19年度行政評価:政策.12「交通」
- 平成19年度行政評価:政策.13「公園・水辺空間の創出」
- 平成19年度行政評価:政策.14「環境」
- 平成19年度行政評価:政策.15「産業・就労支援」
- 平成19年度行政評価:政策.16「観光レクリエーション」
- 平成19年度行政評価:政策.17「地域活動」
- 平成19年度行政評価:政策.18「文化・国際」
- 平成19年度行政評価:政策.19「学校教育」
- 平成19年度行政評価:政策.20「学習」
- 平成19年度行政評価:政策.21「スポーツ」
- 平成19年度行政評価:政策.22「新政策推進システム」
- 平成19年度行政評価:政策.23「IT推進」
- 平成19年度行政評価:政策.24「区民事務」
- 平成19年度行政評価:政策.25「内部管理事務」
平成18年度をもって既に廃止・休止となった事務事業、新規受付を修了し、残務処理のみを行っている事務事業、平成19年度より指定管理者に移管した事務事業については評価を実施しておりません。事務事業の概要及びコストのみ掲載しています。
また、行政評価の政策・施策の体系ごとにかかったコストについては、下記の添付ファイルをご覧ください。
評価結果の閲覧について
平成19年度行政評価の評価結果は、下記の場所でも閲覧できます
- 区政情報コーナー(区役所3階)
- 図書館(地区図書館を除く)
中央図書館、立石図書館、お花茶屋図書館、上小松図書館、亀有図書館、水元図書館、鎌倉図書館の各館
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
政策企画課企画担当係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所6階 608番窓口
電話:03-5654-8142 ファクス:03-5698-1501
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。