樹木害虫の発生状況

樹木害虫によっては、植物のみならず人の健康に害を及ぼすものもあります。樹木害虫の発生を防ぐには普段の手入れが大切です。　樹木害虫の防除方法等についてご相談ください。

区の負担による害虫駆除の対象となるのは、介護保険を受給中の方のみの世帯、身体障害者手帳2級以上の認定者のみの世帯です。詳しくはお問い合わせください 。 （問い合わせ先は最下段にあります）

区内の樹木害虫発生状況（令和6年10月7日現在）

 

「チャドクガ」は発生時期ではありません。
ツバキ、サザンカ、チャなどに発生します。1回目の幼虫は4月下旬頃発生します。2回目の幼虫は8月上旬から発生します。

「オビカレハ」は発生時期ではありません。
サクラ、ウメ、モモ、リンゴなどに3～5月に発生します。幼虫が天まく状に網を張り、集団で新葉を加害します。

「アメリカシロヒトリ」は発生時期ですが確認されていません。
サクラ、ウメ、カキ、ハナミズキ、モミジなど100種類以上の加害植物があります。春から秋にかけて幼虫が葉をクモの巣状に食害します。

「イラガ類」は発生時期ですが確認されていません。
サクラ、ウメ、カキ、ハナミズキ、モミジなどに発生します。1回目の発生は6月頃で、2回目は8月頃ですが、9月頃に3回目の発生を見る場合があります。成虫が葉上に卵を産みつけるので、幼虫が分散する前に、巣や枝や葉ごと撤去することで拡大が防げます。

「モンクロシャチホコ」は発生時期ですが確認されていません。
サクラ、ウメ、ナシ、リンゴなどに発生します。8月下旬から9月にかけて幼虫が発生し、発生は年1回です。幼虫は、赤褐色で群生し、成長するにつれて体色が紫黒色に変わり、白い毛が生じます。冬に卵塊が付いた枝ごと剪定駆除します。

「タケノホソクロバ」は発生時期ですが確認されていません。
タケやササに発生します。発生時期は5～6月と、8～9月の年2回です。体長約2cmの幼虫で、色は淡い橙赤色、数本の束毛があります。葉の裏に群生し葉肉のみを食べるので、葉の表面が白くなります。また、集団で葉を食べると音が聞こえるほどです。有毒なので幼虫の針に刺されると痛みが走ります。触らないようにして、幼虫を剪定駆除します。

樹木害虫の防除には、早めの対処が有効です。

なぜ初期の駆除が大切なの?

• 1つの卵を取り除くことで、何百もの幼虫の発生を抑えられます。
• 初期の幼虫は直射日光を嫌い、葉の裏に群れていますので、一度に多くの幼虫を駆除できます。（大きくなると樹木全体に散らばり、取り除くのが困難になります。）
• 幼虫は大きくなるほど、多くの葉を食べ、時には樹木を丸坊主にしてしまいます。初期に駆除することによって、葉の被害を最小に抑えられます。

詳しくは、下記添付ファイルの「樹木害虫ガイド」をご覧ください。

樹木害虫発生状況

樹木害虫名	発生状況	発生地域
チャドクガ	発生時期ではありません。
オビカレハ	発生時期ではありません。
アメリカシロヒトリ	発生時期ですが確認されていません。
イラガ類	発生時期ですが確認されていません。
モンクロシャチホコ	発生時期ですが確認されていません。
タケノホソクロバ	発生時期ですが確認されていません。

 

• 「発生しているのを確認しています」「発生時期ですが確認されていません」「発生時期ではありません」の順です。
• 樹木害虫の発生状況は、区道の街路樹の一部、区立公園樹木等への発生状況をもとにして掲載しています。
•  区道の街路樹、区立公園樹木では、薬剤使用を最小限に抑えるために剪定防除を中心とした総合的な樹木害虫防除を行なっています。

• 発生状況は、葛飾区を4つのブロックに分けて、お知らせしています。
   Aブロック:常磐線以北（亀有地区を除く）、
  水元地域、東金町、新宿6丁目
   Bブロック:常磐線以南、中川新中川以東、
  新宿（6丁目除く）、金町、柴又、鎌倉、高砂（1丁目除く）、細田（2丁目除く）、奥戸9丁目
   Cブロック:中川以東、新中川以西、
  高砂1丁目、細田2丁目、奥戸（9丁目除く）、新小岩地域
   Dブロック:荒川以東、中川以西、
  小菅、堀切地域、四つ木地域、亀有地域、お花茶屋、白鳥、宝町、青戸、立石地域

便利帳コード：wb329