綾瀬川の水質及び水環境の改善と取り組み状況を紹介します

　この度、国土交通省を事務局とし、主に綾瀬川流域の自治体などで構成する「綾瀬川清流ルネッサンス2地域協議会」において、25年間の綾瀬川の水質及び水環境の改善と取り組み状況を報告書としてとりまとめましたので、区民の皆様にお知らせします。

1　これまでの取り組み
　綾瀬川は、かつては大変汚れていましたが、昭和61年から25年間をかけて、国や葛飾区をはじめとした流域の自治体、住民、事業者、環境保全団体など様々な関係者の取り組みにより、国の環境基準を達成して水質及び水環境が大幅に改善され、きれいな川に戻ってきています。
　この度、国土交通省を事務局とし、主に流域の自治体などで構成する「綾瀬川清流ルネッサンス2地域協議会」において、これまでの綾瀬川の水質及び水環境の改善と取り組み状況を報告書としてとりまとめました。

2　葛飾区における綾瀬川のアピールポイント
　葛飾区は、綾瀬川の最下流部に位置していますが、昨年及び今年の生物調査では、東京都の保護上重要な野生生物種であるニゴイ、アシシロハゼ、ヌマチチブや川と海を行き来するマゴチ、スズキ、ボラが確認されるなど、魚類の種類や数が戻ってきています。

3　今後の取り組み
　流域の自治体における綾瀬川の水質及び水環境が改善されたことと共に、取り戻した良好な水環境を将来にわたって維持していくことを「綾瀬川復活宣言」として採択しました。葛飾区も、引き続き国や流域の自治体、住民、事業者、環境保全団体など様々な関係者と連携して、水質及び水環境の改善に取り組んでいきます。