高額介護合算療養費等の誤支給について

1　概 要
　国民健康保険と介護保険における1年間（毎年8月1日～翌年7月31日）の自己負担額の合計額が高額な場合に、自己負担額を軽減する高額介護合算療養費制度及び高額医療合算介護サービス費制度（参考資料）において、平成23年度から29年度までの7年間、国民健康保険と介護保険の年間合計自己負担額の計算に誤りがあり、正しい金額よりも多く支給していたことが判明しました。
　このうち、支給決定通知書等の資料が保存されており、確認が可能な5年間分について、多く支給した被保険者に返納していただくことにいたしました。

2　原 因
　国民健康保険事務処理OAシステム側で、国民健康保険と介護保険両方の自己負担額を合算して基準額に照らし合わせる際に、介護保険の1か月ごとの限度額（高額介護（予防）サービス費）を適用する前の金額で合算してしまったため、誤支給が生じてしまいました。

3　誤支給の内訳（平成25年度～平成29年度分）
　　国民健康保険　379件　　4,773,544円
　　介護保険　　　502件 　41,723,560円
　　　　計　　　　881件　 46,497,104円

4　今後の対応
　誤支給により返納していただく方（実323人）に対しては、お詫び文と返納のお願いを9月26日から郵送させていただきます。内容のお問い合わせについては、27日からお問い合わせ・相談専用電話を設けるなど、特設相談窓口を設置し丁寧に対応します。なお、返納額が多い方（返納額が30万円以上、35人）に対しては、直接訪問し、お詫びとともに返納のお願いをしてまいります。

お問い合わせ・相談専用電話　国民健康保険 5654-8212
　　　　　　　　　　　　　　介護保険 　　5654-8246

5　坂井保義 葛飾区福祉部長のコメント
　このたびは、誤支給により区民の方々にご迷惑をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます。返納していただく際のご相談などには丁寧に対応させていただきます。二度とこのようなことが起きないよう、システム更新時などにおけるチェック体制の強化に努めてまいります。