毎日しっかり!「早寝・早起き、朝ごはん」
★早く寝ること
朝の光を浴びてから14時間から16時間後に出るメラトニンは、眠りを誘う働きを持ち、部屋を暗くすると分泌されやすくなります。また、脳や骨、筋肉の成長を促す働きを持つ成長ホルモンは、寝ている間に分泌されるため、眠る時間が遅くなると、分泌に影響を与えてしまします。睡眠は体を休めるだけでなく子どもの成長において大切な役割を担っています。
睡眠には大切な役割があります
1 (脳やからだの休養)頭や体を休める
2 (疲労回復・修復)疲れを取り除く・体を治す
3 (記憶の固定化)脳に覚えさせる
4 (自律神経を整える)気持ちを落ち着かせる
5 (免疫機能の増加)病気になりにくい
6 (脳と体の成長)心身の発育発達の時間
寝ている間に人間の体は、人格づくりの大切な働きをしているのですね・・・
(厚生労働省)健康づくりのための睡眠ガイドラインより各年代の推奨される睡眠時間
(小 学 生) 9時間から12時間
(中学生・高校生) 8時間から10時間
(成 人) 6時間以上を推奨
(高 齢 者) 8時間以上にならないように
★早く起きること
朝起きて朝日を浴びると、心身のバランスを整えてくれるセロトニンという物質が活発に分泌されます。太陽の光には、私たちが備え持つ体内時計(注)をリセットして生活リズムを整えてくれる働きもありますので、昼間、外で太陽の光を浴びて元気に遊ぶことで、夜はしっかり眠ることができます。朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる習慣に身につけましょう。
(注)体内時計
概日リズム(サーカディアンリズム)を形成するための24時間周期のリズム信号を発振する機構。
生物時計(体内時計)とも呼ばれる。脳内の視床下部に存在する。
ヒトは地球の自転による24時間周期の昼夜変化に同調して、ほぼ1日の周期で体内環境を積極的に変化させる機能を持っています。体温やホルモン分泌などからだの基本的な機能は約24時間のリズムを示すことがわかっていて、この約24時間周期のリズムは概日リズム(サーカディアンリズム)と呼ばれます。
ヒトの体内時計の周期は24時間よりも若干長いため(短い人も少数ながらいます)、体内時計のタイミングを外界の24時間周期の明暗周期に一致させるシステム(同調機構)があり、同調機構によって地球の日長時間の季節変化や、時差移動にともなう周期の変化に体内時計を一致させることができます。
ヒトは目から入った明暗環境の情報が、体内時計へ直接伝わるの神経繊維連絡があり、朝の強い光は体内時計を早める方向に、夜の光はこれを遅らせる方向に働きます。(出典:厚生労働省e-ヘルスネット)
★朝ごはんを食べること
私たちの脳は、ブドウ糖をエネルギー源を使っているため、朝にはブドウ糖が不足し、頭が「ボーッ」としてしまいます。そのため朝食でブドウ糖をはじめとするさまざまな栄養素を補給し、脳とからだをしっかり目覚めさせることが大切です。また、朝食をしっかり噛んで食べることで、1日を活動的に生き生きと過ごすことができます。
健康な身体づくりには「早寝・早起き、朝ごはん」の生活リズムが欠かせませんね!
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