葛飾区役所庁内食堂で学校給食メニューが食べられます(令和3年度)
~学校給食メニューをお楽しみください~
毎月19日の食育の日にちなみ、区立小・中学校の学校給食メニューを取り入れた日替わりランチを提供しています。(1日50食)
成人を対象としているため、主食量、主菜量(魚の切り身の大きさ等)の変更や、味付けを調整しております。また、副菜等組み合わせについては調整しています。このメニューでは飲用牛乳はついておりません。食器も学校給食で使用しているものとは異なります。
【会場】葛飾区役所1階庁内食堂(立石5-13-1)
【金額】1食570円
【日時】午前11時~午後2時
毎月19日(19日が土・日曜日、祝日の場合は前開庁日となります)
桜ご飯 ~ 4月 ~
【一人分栄養価】エネルギー620kcalたんぱく質23.4g脂質13.8g炭水化物97.6g食塩相当量2.2g
桜ご飯は、進級、入学をお祝いする献立として4月に取り入れています。本物の桜の塩漬けを使用することで日本の食文化を伝えることができますが、子どもたちが食べなれない食材のため、給食ではさっと洗って独特な香りをやわらげています。また、旬の食材(新じゃが・アスパラガス)や子どもたちが大好きな卵焼きを取り入れた春を感じられる献立にしました。
~学校給食メニューのレシピ紹介~
桜ご飯(4人分)
米240g もち米80g 水340g だし昆布0.8g 桜の花(塩漬け)12g 白ごま3g ゆかり2g
作り方
- 米ともち米を洗米する。
- 桜の花はさっと洗い刻んでおく。
- 洗米した米と桜の花、だし昆布、水をいれて炊く。炊きあがったご飯に白ごまとゆかりを混ぜる。
★豆知識★
玉ねぎは辛みと甘み、歯ごたえと柔らかさ、対局の個性がそれぞれいかされる野菜です。玉ねぎにはタテとヨコがあり、玉ねぎが育つときに伸びる方向がタテです。タテに切るとシャキシャキ、ヨコに切るとしんなり、料理によって使い分けると味が変わってきます。親子丼のようにお肉が硬くなりすぎないように早く火が通ってほしいときはヨコに切るとおいしく仕上がります。
春を感じるメニュー ~ 5月 ~ (新たけのこ)
【一人分栄養価】エネルギー839kcalたんぱく質36.7g脂質30.3g炭水化物102.3g食塩相当量3.3g
5月は春を感じるメニューです。新たけのこは4~5月にしか味わえない食材で、独特の香りと食感が楽しめます。たけのこは成長が早くまっすぐすくすく育つことから、子どもの成長を願い5月5日の端午の節句(子どもの日)に食べる風習があります。給食でも季節の献立として年1回、新たけのこご飯を取り入れています。
また今月は、お話し給食(絵本に登場する料理を実際に調理し、給食で提供する)を実施し、絵本「サラダでげんき」に登場する食材を使用した元気サラダも取り入れました。本のあらすじは、主人公のりっちゃんが病気のお母さんのためにげんきになるサラダを作っていると、つぎつぎに動物たちがサラダに必要なものをアドバイスしてくれ、動物たちのおかげでおいしいサラダができあがり、サラダを食べたお母さんが元気になったというお話です。給食の前に子どもたちに読み聞かせをすると「これは犬さんがおすすめのハム」「これはうまさんのにんじん」と会話も弾み、楽しんで給食を食べてくれます。
~学校給食メニューのレシピ紹介~
元気サラダ(4人分)
にんじん40g キャベツ100g きゅうり60g ホールコーン20g ロースハム40g 塩昆布5g 糸けずり節2g ごま油4g さとう1g 薄口しょうゆ2.5g 白いりごま2.5g
作り方
- にんじんせん切り、キャベツ角切り、きゅうり輪切り、ロースハム短冊切り、加熱し冷却する。
- 調味料をよく混ぜて加熱。冷ましてドレッシングを作る。
- 白ごま、塩昆布、かつお節は乾煎りする。食べる直前に野菜、ドレッシング、乾煎りした具を混ぜる。
★豆知識★
私たちが毎日食べている野菜は、5つのグループに分けられます。
【葉】を食べる野菜は小松菜・ほうれん草・長ねぎ・玉ねぎ・にら・キャベツ
【花(つぼみ)】を食べる野菜はみょうが・ブロッコリー・カリフラワー
【実】を食べる野菜はピーマン・ナス・きゅうり・トマト・かぼちゃ・オクラ・えだまめ・グリンピース
【茎】を食べる野菜はたけのこ・里いも・れんこん・じゃがいも・アスパラガス
【根】を食べる野菜はにんじん・ごぼう・さつまいも・やまのいも・だいこん・かぶ(だいこんとかぶは、一部茎の部分もあります。)
東京都産水産物 ~ 6月 ~ 魚介ボールと野菜の黒酢あん
【一人分栄養価】エネルギー662kcalたんぱく質28.0g脂質14.4 g炭水化物103.1g食塩相当量2.5g
6月は「食育月間」です。区内小中学校でも、栄養バランスに配慮した食生活の実践や、学校給食での地場産物を活用した取組の増加等、様々な目標を掲げ食育推進に取り組んでいます。これに併せ、6月の食堂メニューでも東京都産水産物のむろあじを使用した魚介ボールと野菜の黒酢あんを取り入れました。梅雨時の蒸し暑い気候でもさっぱりとした味わいでおいしく食べられます。
東京都は東京湾や伊豆諸島周辺など水源が豊富で、様々な種類の魚を獲ることができます。なかでも、「とびうお」「むろあじ」「めだい」などが有名で、給食では、むろあじメンチカツやとびうおシュウマイなどを提供し、併せて地産地消などの食育を推進しています。
~学校給食メニューのレシピ紹介~
魚介ボールと野菜の黒酢あん(4人分)
むろあじ60g まあじ60g 鶏ひき肉120g 玉ねぎ60g にんにく0.8g たまご12g こしょう0.04g 食塩1g パン粉10g でんぷん8g でんぷん(衣用)10g 揚げ油適量 じゃがいも120g にんじん40g ピーマン40g 油1g たけのこ80g 干し椎茸2g 玉ねぎ200g 黒酢12g しょうゆ12g みりん8g さとう8g はちみつ4g 食塩0.8g 水100g でんぷん4g 水8g
作り方
- むろあじからたまごまでをよく練り混ぜる。塩、こしょうを加えさらに、でんぷん、パン粉を入れてよく練る。
- 一人3個程度の大きさに丸め、でんぷん(衣用)を薄くまぶして油で揚げる。
- じゃがいもは一口大の角切り、にんじんは一口大の乱切り、ピーマンは2センチ角に切り、170℃の油で素揚げする。
- 玉ねぎはせん切り、たけのこは短冊切りにして油で炒め、火が通ったら調味料を合わせて加え、じゃがいも、にんじん、ピーマン、魚介ボールを加え、調味料をからめる。仕上げに水溶きでんぷんを加えてとろみをつける。
★豆知識★
別名「なまけ草」…。この名前で呼ばれているのは、野菜の「ニラ」です。なぜそう呼ばれているのでしょうか?ニラは、一度植えると刈り取った後の株から再び新しい芽が伸び、何度も収穫できるほど生命力が強く、毎年自然に芽生えるといいます。手間がかからず、なまけていても育つことから別名「なまけ草」と呼ばれています。ニラにはビタミンAやEが多く含まれ、においの成分である硫化アリルには、血液をサラサラにしてくれる働きも期待されるそうです。名前とは違い、なまけず体の中でしっかり働いてくれています。
夏野菜 ~ 7月 ~ チンジャオロース丼
【一人分栄養価】エネルギー784kcalたんぱく質28.0g脂質23.3 g炭水化物111.3g食塩相当量3.1g
7月のメニューは夏に旬を迎えるピーマンを使ったチンジャオロース丼です。徐々に気温が上昇し、子どもたちの食欲が落ちてきたときにもよく食べてくれるおすすめの献立です。おひさまゼリーは、寒天液にオレンジジュースとトマトジュースを加えて固めたもので、給食ではマドレーヌカップに注ぎ太陽に見立てています。
夏の太陽を浴びた旬の夏野菜(ピーマン・かぼちゃ・トマト・なす・きゅうり・すいかなど)には、紫外線から身を守るためのビタミンAやビタミンCがたくさん含まれています。また、水分を多く含みみずみずしいため、汗で失ってしまった体の水分を補う働きもあります。
~学校給食メニューレシピ紹介~
大豆とかぼちゃのチーズコロッケ(4人分)
かぼちゃ100g 大豆24g ナチュラルチーズ28g 食塩1.2g たまご20g パン粉(乾燥)14g 揚げ油適量
作り方
- かぼちゃは適当な大きさに切り、蒸して軟らかめにつぶす。
- 大豆はゆでて粗みじん切りにする。
- かぼちゃ、大豆、チーズ、食塩を合わせて混ぜ、コロッケの形にまとめる。
- 3のコロッケに卵液を塗って、パン粉(細かいもの)をまぶす。
- 180℃の油で2~3分揚げる。
★豆知識★
冷たい麦茶の牛乳割、『麦茶オレ』。「えっ~!」と思った人はいませんか?だまされたと思って一度作ってみると意外においしい飲み物です。味は市販の麦芽飲料に似ています。麦茶と牛乳を混ぜる割合はお好みですが、はじめは牛乳をベースに、風味付け程度に少し麦茶を入れるとよいかもしれません。本格的に作りたいときは濃い目に麦茶を煮出し、砂糖を加えて麦茶オレ専用シロップを作ってもよいでしょう。夏の水分とカルシウム補給にちょっとおすすめの飲み物です。
夏野菜 ~ 8月 ~ コーンと枝豆のピラフ
【一人分栄養価】エネルギー648kcalたんぱく質29.5g脂質17.4 g炭水化物99.3g食塩相当量3.2g
8月のメニューは夏野菜を使用したピラフとスープです。ピラフは米を炒めてからスープを入れて炊き上げます。給食ではターメリックやカレー粉、トマトケチャップなどを入れたり、炊き込む食材を変えて、いろいろなピラフを提供しています。今月のピラフには、枝豆、コーンを使用しました。また、スープには、ナス、ズッキーニ、トマトを入れました。食後のデザートは、汗で失ってしまった体の水分を補うすいかにしました。
~学校給食メニューレシピ紹介~
ししゃもの更紗揚げ(4人分)
ししゃも4尾 しょうが0.8g 酒6g しょうゆ7.2g でんぷん32g カレー粉16g 揚げ油適量
作り方
- ししゃもにしょうが、酒、しょうゆで下味をつける。
- でんぷんとカレー粉を混ぜた衣をつけて揚げる。 *しょうゆ、カレー粉で下味をつけて揚げたもの。しょうゆの赤、でんぷんの白、カレー粉の黄色が更紗という織物に似ていることから名がついたようです。
★豆知識★
「食塩」と聞いてすぐに思いつくのは「とりすぎ注意」ではないでしょうか。しかし食塩中のナトリウムは、神経から筋肉に信号を伝達したり、体内のバランスを調節したり、他の無機質(ミネラル)の吸収を助けるなど体にとって大切な働きをしています。特に夏、大量に汗をかいた場合は、汗とともに塩分も体外に排出されて、体内のナトリウムが減少します。これはひどい嘔吐や下痢をした時にもおこりえます。市販の経口補水液やスポーツドリンクなど、適切な塩分を含む飲み物で水分補給をしましょう。なお、塩分は様々な食品からとることができます。通常の食生活で不足することはまずありません。
行事食 ~ 9月 ~ お月見団子
エネルギー847kcaたんぱく質32.9g脂質24.1g炭水化物119.0g食塩相当量3.3g
秋の行事の一つに「お月見」があります。十五夜に、農作物の収穫を祝って月見団子や里いもなどをお供えし、月を眺めます。現在の暦では、十五夜の日は毎年変わり、今年は9月21日です。また、9月9日は重陽の節句「菊の節句」ともいわれ、菊の花を浮かべた菊酒を飲んで長寿をお祝します。9月の給食には「月見団子」や菊の花(食用菊)を使った「菊入酢の物」や花を模した「菊花蒸し」「菊花あえ」などを提供しています。
~学校給食メニューレシピ紹介~
月見団子(4人分)
白玉粉60g 絹ごし豆腐60g かぼちゃ80g 薄口しょうゆ12g さとう10g みりん12g 水20g でんぷん4g
作り方
1. かぼちゃは皮と種をとり、適当な大きさに切り、蒸してつぶす。
2. 白玉粉に豆腐を入れ混ぜ合わせ、かぼちゃを入れてよくこねて丸めて団子を作る。団子をゆでる。
3. 調味料を煮立て水溶きでんぷんでとろみをつける。
4、3のたれの中に、団子を入れたれをからませる。
★豆知識★
いちじくを「無花果」と漢字で書くのは花が咲かないのに実がなる植物と思われていたからです。実際には果実の中にたくさんの花が入っていますが、外から見ることができません。いちじくは古くから食べられていたようで、その葉は旧約聖書のアダムとイブの物語にも登場します。夏と秋bに2回実りますが、果実には消化を助ける分解酵素が多く含まれ,消化吸収を助けてくれます。食物繊維やカリウムも含まれているので排便を促し、高血圧の予防にも役立ちます。生食はもちろん、ジャムにしてもおいしいですが、欧米では、干してドライフルーツにしてよく食べられています。
実りの秋 ~ 10月 ~ 秋の香りご飯
エネルギー783kcaたんぱく質27.3g脂質20.8g炭水化物111.8g食塩相当量3.0g
秋は、実りの秋といわれるように、米やいも、きのこ、くり、ぶどうやかき、さんまなど、たくさんのおいしいものが出回る季節です。給食にもおいしい味覚をたくさん取り入れた献立を提供してます。秋の香りご飯は、さつまいも、にんじん、干し椎茸、ぶなしめじ等を使用した混ぜご飯です。
~学校給食メニューレシピ紹介~
秋の香りご飯(4人分)
米300g 水360g 酒8g しょうゆ8g さつまいも100g 揚げ油適量 水40g けずり節4g にんじん40g 干し椎茸4g ぶなしめじ80g 酒4g みりん4g しょうゆ20g さとう6g 冷グリンピース20g
作り方
1. 米を洗米し、分量の水、調味料を入れて炊く。
2. さつまいもは、皮付きで小さめの角切りにし、素揚げする。
3. にんじんはいちょう切り、椎茸は千切り、ぶなしめじは小房に分ける。
4、けずり節のだし汁と調味料で具を煮る。
5. 釜で1、2、4 と茹でたグリンピースを熱いうちに混ぜ合わせる。
★豆知識★
学校給食でもほとんど毎日出る「にんじん」。お店でも見かけない日はありません。その理由は、ほぼ全国で生産され、産地を変えて出荷されているからです。そんな「にんじん」のおいしい季節は、10月から2月までの秋から冬の時期です。緑黄野菜であるにんじんは、ビタミンA (カロテン)を多く含みます。ビタミンAには、肌の健康を維持したり、鼻やのどの粘膜を強くする働きがあるので、かぜなどのウイルスからから体を守る効果も期待されます。カロテンは油で調理することで体内への吸収がよくなるので、にんじんなどのビタミンAの多い野菜は炒め物や揚げ物で食べるのがおすすめです。
小松菜給食 ~ 11月 ~ 四川風小松菜丼
エネルギー790kcaたんぱく質25.7g脂質24.1g炭水化物114g食塩相当量2.9g
学校給食では、葛飾特産の小松菜を給食食材として東京スマイル農業協同組合より、年1回11月に無償で提供していただき、小松菜給食を実施しています。今年度は11月24日(水曜日)に区立小中学校で小松菜献立を取り入れ、主食・主催・副菜・汁物・デザートなどの料理に幅広く使われました。食堂メニューにも小松菜を取り入れ、四川風小松菜丼にしました。また、デザートは旬のさつまいもを使用したごま団子にしました。
~学校給食メニューレシピ紹介~
四川風小松菜丼(4人分)
米300g 水360g サラダ油2.8g しょうが1.6g にんにく0.8g 豆板醤1.2g 豚ひき肉120g ねぎ3.2g 大豆20g 赤みそ20g 酒10g さとう5.2g しょうゆ10g 水52g 鶏ガラ12g 小松菜160g ごま油1g でんぷん5.2g
作り方
1. 米を洗米し、分量の水で炊く。
2. ガラスープをとる。大豆は茹でてみじん切りにする。
3. しょうが、にんにくはみじん切り、小松菜は2センチ幅に切り、茹でる。
4、 釜を熱し、サラダ油でしょうが、にんにく、長ねぎ、豆板醤を加えて炒め、豚挽き肉を加えて色が変わったら みそからガラスープまでを加えて煮立てる。
5. 水溶きでんぷんを加え固めにとろみをつけ、小松菜を加えてさらに炒め混ぜ合わ せ、仕上げにごま油を加える。
★豆知識★
さつまいもには、いろいろな種類があります。たとえば「黄金千貫(こがねせんがん)」という品種は、皮も身も白く、焼酎やでんぷんを作るのに使われます。皮も中身も赤い「紫芋(むらさきいも)」はお菓子用に人気があり、アントシアニンを含むことから体のさびつきを防ぐ抗酸化作用が期待されています。さつまいもはゆっくり加熱すると、芋の中にある酵素がよく働いて、甘味が増します。電子レンジよりも石焼の焼き芋の方が甘いのはこのためです。ビタミンCが豊富で美肌にも役立ち、さらに若返りのビタミンEもあります。さつまいもは甘くておいしい健康食の1つです。
冬至の行事食 ~ 12月 ~ かぼちゃのいとこ煮・ゆず香漬け
エネルギー712kcaたんぱく質30.8g脂質14.2g炭水化物112.4g食塩相当量3.2g
12月22日は冬至です。冬至の日は、香の強いゆず湯に入る習慣があり、かぼちゃを食べると風邪をひかないといわれています。湯に入って病気を治す「湯治と冬至」、「融通とゆず」の語呂合わせから、冬至にゆず湯に入る文化が定着されました。また、冬至や小正月には小豆を食べる風習があります。小豆の赤色には、邪気(病気や災難を起こす悪いもの)を払う力があり、行事やお祝い事に食べられています。学校給食も「かぼちゃ」と「ゆず」を取り入れた行事献立を提供しています。
~学校給食メニューレシピ紹介~
かぼちゃのいとこ煮(4人分)
小豆32g 水360g さとう30g 食塩0.8g かぼちゃ160g 食塩0.4g
作り方
1. 小豆を洗い、水を加えて煮る。強火にかけて沸騰したら弱火で2時間煮込む。水分が蒸発するため、途中で差し水をする。豆がやらかくなったらさとうを加え、最後に塩で味を占める。
2. かぼちゃは2センチ角切り、塩をまぶして蒸す。やわらかくならないように注意。
3. 1にかぼちゃを加えて混ぜる。
★豆知識★
タラは漢字で「魚」へんに「雪」と書いて(「鱈」)。その名の通り、寒い冬が旬の雪のように白い身のさかなです。タラは食欲が旺盛で、いつもおなかがふくれているいるところから「たらふく」という言葉もできました。東北地方などでは「タラをたらふく食べて福が来る」と、年越し料理にタラがよく用いられます。タラは高たんぱく低脂肪で、冬の健康づくりにもぴったりです。タラを使った郷土料理も多く、なかでも一匹丸ごと使い、大根や白菜、にんじんと一緒にみそで煮る山形県庄内地方の「どんがら汁」などが有名です。魚の彩あんかけに使用したメルルーサは「「タラ目メルルーサ科」です。タラ目ということで、昔はタラとして販売されていました。味もタラと似ていましたが、今はメルルーサと正式名称で販売しています。
人気メニュー ~ 1月 ~ 五目あんかけ焼きそば
エネルギー692kcaたんぱく質32.2g脂質20.4g炭水化物93.0g食塩相当量3.3g
今月は、学校給食人気メニューの麺献立にしました。五目あんかけ焼きそばは旬の白菜を使用した焼きそばです。蒸し中華麺を炒め、野菜あんをのせて食べます。また、さつまいもの包み揚げは、蒸してつぶしたさつまいもに缶詰のパイン、チーズを混ぜ合わせ、春巻きの皮に包んで揚げたパイ風デザートです。大学いもも大好きですが包み揚げも好評です。さつまいもは、腸の働きをよくする食物繊維が豊富です。
~学校給食メニューレシピ紹介~
さつまいもの包み揚げ(4人分)
さつまいも120g さとう8g 食塩0,8g 缶パイン35g プロセスチーズ35g 春巻きの皮4枚 揚げ油適量
作り方
1. さつまいもは、適当な大きさに切り、蒸してつぶす。
2. つぶしたさつまいもにパインとチーズを混ぜ、さとう、食塩を混ぜる。
3. 春巻きの皮に2を乗せ、包み水溶き小麦粉で最後とめる。
4. 油で揚げる。
★豆知識★
白菜はキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科アブラナ属に分類される、秋から冬にかけて旬の野菜です。約95%が水分ですが、体内の余分なナトリウムを排出するカリウムや、皮膚や粘膜の健康に役立つビタミンCなどを多く含みます。クセがないので、いろいろな味付けや調理方法で楽しむことができ、特に鍋料理に欠かすことができません。葉が重なり合って球状になる結球タイプの品種が多く栽培されています。山東菜は結球しない白菜で、主に漬物や炒め物などに利用されます。若いうちに収穫された小型のものは「べか菜」と呼ばれます。
学校給食週間メニュー ~昔と今~
エネルギー816kcaたんぱく質28.2g脂質25.6g炭水化物115.3g食塩相当量3.4g
昔懐かしスパゲテイ・お話給食(ぐりとぐらのカステラ)
スパゲティミートソースのスパゲティは、昔はソフト麺を使用していました。今の学校給食は、いろいろな種類のパスタを提供しています。また、ぐりとぐらのカステラは、絵本に登場する料理を再現し、お話給食を提供しています。ぐりとぐらが大きなかごをもって森に出かけました。お料理することが大好きで森の中で見つけたどんぐり、栗、大きな卵、で、思いついたのがカステラ作りで,カステラの臭いに誘われ、森の中の動物たちと仲良く食べました。
学校給食週間メニュー ~昔も今も人気メニュー~
エネルギー769kcaたんぱく質20.1g脂質26.8g炭水化物113.2g食塩相当量3.4g
昔も今も大人気メニュー (揚げパン)
学校給食の揚げパンは、全学年、全クラスで大人気メニューです。学校給食週間メニューは、2色の揚げパン(黄な粉、うぐいす黄な粉)で食べやすくしました。学校給食の揚げパンは様々なバリエーテーション(ココア・シナモン・グラニュー糖等)の味を楽しめます。ミネストローネは「具沢山のスープ」という意味です。イタリアの野菜スープです。イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々であり、イタリアの家庭料理といった趣です。学校給食のミネストローネの食材は、ベーコン、牛肉、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、かぶ、セロリー、トマト、シェルマカロニを使用しました。
学校給食週間メニュー ~世界の料理(エジプト)~
エネルギー708kcaたんぱく質23.4g脂質13.7g炭水化物120.4g食塩相当量3.2g
世界の料理(エジプト)コシャリ・フェラフェル
コシャリはご飯にひよこ豆やレンズ豆、マカロニをのせてトマトソースをかけて混ぜながら食べます。日本でいうとラーメンのようにお店によって具や味が違い、いろいろな味のコシャリが味わえるそうです。フェラフェルはひよこ豆をつぶしてたまねぎ、にんにく、調味料を入れ、練り合わせて作ったコロッケのような食べ物です。
学校給食週間メニュー ~郷土料理(東京・埼玉)~
エネルギー875kcaたんぱく質30.0g脂質28.2g炭水化物119.7g食塩相当量4.1g
郷土料理(東京・深川飯)(埼玉・ゼリーフライ)
深川飯は東京都の郷土料理です。名前の「深川」は現在の江東区にあたります。当時は、深川地区一帯は海で、アサリがたくさんとれました。漁師さんたちはアサリのむき身をさっと煮たものをご飯にのせ、丼ぶりにして食べていたようです。むき身をご飯と一緒に炊きこんだ料理も「深川飯」と呼んでいました。ゼリーフライは埼玉県行田市の郷土料理です。ゼリーフライは、一言でいえば「おからコロッケ」のことです。おからに小麦粉を加え、そこにゆでてつぶしたじゃがいものほかたまねぎやにんじんなどの刻み野菜を混ぜあわせ、小判型に整え揚げ、ウスターソースにくぐらせます。小麦粉、たまご、パン粉の衣をつけないのが特徴です。ゼリーフライのゼリーは「銭」がなまったもので、かたちが小判に似ていることが由来になっています。
学校給食週間メニュー ~豆を取り入れた人気メニュ・地場産物~
エネルギー701kcaたんぱく質25.1g脂質15.3g炭水化物109.2g食塩相当量3.3g
苦手な豆を取り入れた人気メニュー(野菜と豆のかき揚げ丼) 葛飾区の地場産物(小松菜のごまあえ)
児童、生徒に食べてもらいたい豆お取り入れ食べやすくかき揚げ丼にしました。かき揚げの食材は、いか・たまねぎ・にんじん・ピーマン・大豆・冷グリンピース・ホールコーン7種類を使用しています。豆やピーマンが嫌いな児童、生徒にも違和感なく、美味しく食べられます。大豆には、ビタミン群(B・B1・B&)を豊富に含んでいます。また、ミネラル類(カルシウム・リン・カリウム・マグネシウム・鉄・亜鉛)などバランスよく含んでいます。葛飾区の元気野菜小松菜はカルシウムが豊富です。
行事食 ~ 2月 ~ こぎつねご飯・きなこ豆
エネルギー910kcaたんぱく質45.1g脂質33.3g炭水化物102.9g食塩相当量3.2g
節分とは「季節の変わり目」を指します。冬から春へと季節が移り替わる「立春」は新しい年が始まる日と考えられ、厄や災難をお祓いする行事として豆まきが行われました。また、2月の最初の午の日には油揚げをお供えしたり、いなりずしを食べたりする習慣が、昔からありました。学校給食でも、節分の豆まきの炒り大豆を使用した「きなこ豆」や初午にちなんだ油揚げを使用した「こぎつねご飯」を提供しています。
~学校給食メニューレシピ紹介~
こぎつねご飯(4人分)
米300g 水360g 豚ひき肉48g 油揚げ60g にんじん40g しょうが4g 水16g けずり節4g 酒12g 三温糖4.8g 食塩2g しょうゆ16g
作り方
1. 米を洗米し、浸水する。
2. けずり節でだしをとる。
3. 油揚げは短冊切り、にんじんはせん切り、しょうがはみじん切りにする。
4. 油を熱し、しょうがと鶏ひき肉を炒める。にんじん、油揚げを加えさらに炒め、だし汁と調味料を加えて煮る。
5.米に煮汁と水を加え、具をのせて炊く。炊き上がったらさっくり混ぜ合わせる。
★豆知識★
2月の最初の午の日を「初午」といい、各地の稲荷神社でお祭りが行われます。稲荷とはもともと「いねなり」(=稲生り・稲成り)」からきた言葉で、農耕の神様のことです。初午には、神様のつかいであるキツネの好物の油揚げやいなりずしをお供えし、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などを祈ります。いなりずしは、甘辛く煮た油揚げの中にすし飯を詰めたもので地域によって形や味が異なります。また、「しのだずし・きつねずし・おいなりさん・あぶらあげずし」などいろいろな呼び方あります。
関東地方 俵型(米俵の形)+白いすし飯 関西地方 三角形(キツネの耳の形)+五目ずし
郷土料理 ~ 3月 ~ 丹後のばら寿司
エネルギー961kcaたんぱく質35.4g脂質22.0g炭水化物150.9g食塩相当量3.1g
女の子の健やかな成長と幸せを願ってお祝いする「ひな祭り」。ひな人形や桃の花を飾り、ちらしずしやハマグリの潮汁をいただきます。丹後に伝わる郷土料理で、祭り、節句、婚礼などの祝い事に作られている「丹後のばら寿司」を行事食として取り入れました。丹後のばら寿司は、さばの水煮缶でそぼろを作り、かんぴょうとにんじんを混ぜたすし飯の上にそぼろ、かまぼこ、さやいんげん等をちらします。
~学校給食メニューレシピ紹介~
丹後のばら寿司(4人分)
米280g 水240g だし昆布1.6g 酒7g 穀物酢20g 米酢32g さとう32g 食塩2g(さばの水煮缶120g さとう20g 薄口しょうゆ2.4g 酒3.2g) かまぼこ35g さやいんげん15g(干し椎茸6g 戻し汁5g さとう6g 薄口しょうゆ4g)(にんじん35g かんぴょう4g さとう4g 薄口しょうゆ5g 水25g) 油3g 卵100g 食塩0,2g 白ごま2g
作り方
1. 米は洗米し、だし昆布と酒を入れて炊く。合わせ酢を作る。
2. かんぴょうは角切り、にんじんはせん切りにし、調味料で煮る。干し椎茸も調味料で煮る。
3. さばは汁気を切り骨を取り、酒を振って身をほぐしながら乾煎りにする。パラパラになったらさとうと薄口しょうゆを加え、さらに15分ほど丁寧に煎る。
4. かまぼこは細かめの拍子切りにし、蒸す。さやいんげんは細かい斜め切りにして茹でる。
5. 卵は炒り卵にする。
6. 合わせ酢をご飯に合わせ、かんぴょうとにんじんを混ぜて冷まします。
7. 平らな容器に6のご飯を平らに入れ、その上に白ごま、さばのそぼろ、椎茸、炒り卵、かまぼこ、さやいんげんをのせて仕上げる。
★豆知識★
3月3日は「ひな祭り」、女の子のための行事が行われます。またその日は「桃の節句」とも呼ばれます。旧暦の3月3日は桃の花が咲く時期であり、さらに桃は魔よけの効果を持つとされてきたため、この名前が付いたそうです。川で身を清める中国の習慣が、身代わりの人形を川に流して邪気払いする行事として日本に広がり、やがて人形を飾る行事へと変化していきました。
【菱餅】中国で食べられていたお餅に由来しています。クチナシの実(ピンク)ひしの実(白)ヨモギ(緑)で 色づけられています。ピンクは魔よけ、白は長寿、緑は健康という願いが込められていま
【ひあられ】外に出てひな人形を見せるという風習があり、その際に食べられるようにと持ち出したのが、雛あれれの由来です。関東では甘いポン菓子、関西では塩味のおかきを食べます。
【ちらし寿司】入っている具材は縁起のいいものばかり。「生きている間、食べ物に困らないように」との願いが込められています。
【はまぐりのお吸い物】はまぐりの貝がらは、対の組み合わせのピッタリと合うことから、「相性の良い相手と結婚きるように」との願いが込められています。
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