高次脳機能障害についてのご相談

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ページ番号1002254  更新日 令和6年3月18日

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ご存知ですか?高次脳機能障害

脳の仕組み
『高次脳機能障害がわかる本』(橋本圭司著/法研)より転記

 高次脳機能障害とは、脳梗塞や脳出血、交通事故などで脳に傷を受けたことで、記憶や感情、言語などに障害が起きた状態です。外見からはわかりにくいため、周囲の人の理解を得ることが難しい障害です。

<高次脳機能障害の主な症状>

・すぐに居眠りしてしまうが、自分が疲れていることに気づいていない。→易疲労性
・注意が散漫になり、ものごとに集中できない。→注意障害
・病気やケガの前のことは良く覚えているのに、新しいことが覚えられない。→記憶障害
・相手の話していることが分からない。話そうとしても言葉が出てこない。文字が書けない、読めない。→失語症
・段取り良くものごとを進めることができない、優先順位がつけられない。→遂行機能障害
・視力は落ちていないのに、片側の空間を見落としてしまう。→半側空間無視
・感情や欲求のコントロールができない。やる気が起きない。人格が変わってしまった。→感情と社会的行動の障害
・良く知っている道(場所)なのに迷ってしまう。→地誌的障害
・病気や事故の前の自分と何も変わらないと思っている。→病識の欠如

以上のような症状が一つではなく、いくつも現れることがあります。

失語症とは・・・

   失語症とは高次脳機能障害の症状の一つで、脳卒中や交通事故などが原因で、言葉に関わる脳の領域がが損傷されることにより、いったん獲得した言語機能(聞く、話す、読む、書く)が障害された状態のことです。失語症によりコミュニケーションが困難になることで、就労や就学が困難になるなどの生活上の困難や問題が発生することがあります。

<失語症の症状の具体例>

・聞こえているのに言葉の意味が分からない。
・言葉が出ない。
・文章を読んでも意味が分からない。
・文字を思い出せない。

葛飾区の取り組み

葛飾区自立訓練事業所では、18歳以上65歳未満の高次脳機能障害や失語症のある方を対象にしたリハビリテーションを行っています。

葛飾区地域活動支援センターでは、高次脳機能障害や失語症のある方を対象にしたデイサービス事業を行っています。同じ障害を持った方との交流を楽しみながら、脳トレやレクリエーション、創作活動などを行います。また、高次脳機能障害や失語症の普及啓発のため、講演会などを開催しています。

高次脳機能障害者家族会

<一人で悩まずご相談を...>

 「特定非営利活動法人高次しょうぶ(高次脳機能障害者家族会かつしか)」では、高次脳機能障害のある方やその家族が、励ましあいながら地域で生活していくことを目的にして、勉強会や情報交換などを行っています。高次脳機能障害の社会的な理解はまだまだ不十分です。将来を悲観したり、社会的支援を受けずに当事者を家族だけでケアしたりせず是非相談してください。

【活動日】毎月第3土曜日 午前10時から午後3時まで
【定例会】奇数月第3木曜日 午後1時30分から
【会 場】ウェルピアかつしか 活動日は1階ひがほりめもりあるほーる、定例会は3階活動室1 

※会場の都合により変更になる場合があります。

このページに関するお問い合わせ

障害者施設課地域活動支援係
〒124-0006 葛飾区堀切3-34-1ウェルピアかつしか内
電話:03-5698-1336 ファクス:03-5698-1349
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。