風しんにご注意ください
風しんとは
風しんは、風しんウイルスの感染によって起こる感染症です。感染経路は主に飛沫感染で、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことにより感染します。免疫を持たない人は、ウイルス感染後2~3週間の潜伏期間の後発病し、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどが見られます。ただし、症状の程度は非常に軽微なものから合併症を伴う重症なものまで様々です。特別な治療方法はなく、対症療法が行われます。
先天性風しん症候群について
妊娠初期に感染すると胎児に感染し、赤ちゃんが白内障や難聴、先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群を発症する可能性が高くなります。
定期予防接種導入後、国内での風しんはほとんどみられなくなっていました。しかし、2012~2013年に全国で大規模発生が見られ、都内でも複数の先天性風しん症候群の患者が発生しました。予防接種を受けていない人やこれまで風しんに罹ったことのない人など、風しんに対する免疫を持たない集団での流行には注意が必要です。
予防について
風しんに対する免疫を持たない人の有効な予防、風しんワクチンの予防接種です。
すでに妊娠している場合は予防接種を受けられませんので、風しん流行時には外出を避け、人混みに近づかないようにするなどの注意が必要です。
先天性風しん症候群の発生を防ぐために、特に妊娠を希望する女性とその配偶者は、予防接種を受けることを検討しましょう。
また、妊婦の夫や子供、その同居者についても、予防接種を受けることについて検討しましょう。
予防接種について
1 定期予防接種の方
定期接種として麻しん風しん(MR)ワクチンの予防接種を受けることができます。
接種期間
・第1期 1歳以上2歳の誕生日の前日まで
・第2期 小学校就学前1年間
予防接種票
・麻しん風しん混合ワクチン第1期の予防接種票
1歳になる頃(お誕生日の前月末)に個別に郵送します。
・麻しん風しん混合ワクチン第2期の予防接種票
麻しん風しん混合ワクチン第2期の対象者へ毎年3月末に個別郵送しています。
接種回数
各1回
実施場所
23区各区内実施医療機関
接種費用
無料(公費負担)
定められた期間内、医療機関で接種する場合は、費用の自己負担はありません。
2 定期予防接種を逃した方
定期接種の期間を過ぎた場合も、18歳以下の方については接種費用の助成をおこなっております。(この場合、葛飾区内の指定された医療機関での接種のみが対象となります)
3 19歳以上の方
区内に住所を有する19歳以上の方で、風しん抗体検査の結果、抗体価が基準値以下と診断された方については接種費用の助成をおこなっております。
また、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日までの間に生まれた男性の方には、抗体検査を前提とした定期の予防接種を1回受けることができるようになりました。詳しくは以下のページをご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
保健予防課感染症予防係
〒125-0062 葛飾区青戸4-15-14 健康プラザかつしか内
電話:03-3602-1331 ファクス:03-3602-1298
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