【かつしか人】本田消防団・金町消防団
消防団とは
非常備の消防機関で、地区ごとの「分団」に分かれて活動している。消防署と連携し、消火活動や人命救助活動などの他、地域での防火防災指導や応急救護指導などを行っている。消防団員は他の本業を持ちながら、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員である。区内には、本田消防団(16 分団)と金町消防団(11 分団)があり、約850 人の方が消防団員として活動している。
本田消防団
前田 真吾さん(34 歳)
2020年度入団。第12分団所属。普段は競艇場職員!
金町消防団
宮明 優翔さん(22 歳)
2023 年度入団。第4分団所属。普段は野球好きな大学生!
消防団に入団したきっかけは?
前田さん
小学生のときに、祖父母が事故に遭ったことがありました。そのときの経験から「有事のときに人を助けたい」と思うようになったことがきっかけです。
宮明さん
私が通う大学は、地域の方々に支えられているなと感じていました。自分も何か地域に恩返しができないかと思っていたところ、大学で消防団員募集のポスターを見て、消防団員として地域に貢献できたらと思い、入団しました。
入団してみてどうですか?
前田さん
消防団の活動は、消火活動や訓練をするイメージがあり、男性が多いと思っていましたが、入団してみると女性が多かったです。私が所属する第12 分団には、20 人の団員のうち8 人ほど女性が所属しています。
宮明さん
大学入学時に上京したので身近に知り合いがいませんでしたが、入団してからは、消防団に所属する幅広い世代の方とコミュニケーションをとることで、地域につながりができ、助け合える関係性ができました。
仕事や学業との両立は?
前田さん
近くに同じ分団の仲間がいるので、仕事で訓練などに参加できないときはお互いにカバーしながら助け合って活動しています。日常的に地域の絆を感じられます。
宮明さん
授業が終わった後の時間や休日の活動が多いので、無理なく学業と両立できています。活動の隙間時間で集中して勉強するなど、時間の使い方も上手になりました。
やりがいを感じるときは?
前田さん
やりがいしかないです!特に、地域で行った初期消火訓練で地域の方や子どもたちに防災について興味を持ってもらえて、それにより地域全体の防災力がアップしたと感じられたときなどにやりがいを感じています。
宮明さん
訓練中に地域の方から「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえたときや、消防団の先輩方から訓練の成果や頑張りを認めてもらえたときなどにやりがいを感じます。自分を必要としてくれることがうれしいです。
今後について
前田さん
地震や水害などの大規模災害に備えていきたいです。また、将来の消防団員の担い手の確保にも努めていきたいと思います。
宮明さん
災害時に必要なのは地域の連携・共助です。若い方にも、もっと消防団を知ってもらい、地域を守るために力を貸してほしいと思います。
消防団員を募集しています
詳しくは東京消防庁ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。
【問い合わせ】
本田消防団について
本田消防署 電話:03 - 3694 - 0119
金町消防団について
金町消防署 電話:03 - 3607 - 0119
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