東京聖栄大学
科学の視点で理解する力を育てたい
「目に見えないモノ・コトを“ 科学の視点” でとらえ理解する力を育てたい」そう話してくれたのは、東京聖栄大学食品学科食文化研究室教授の福留奈美(ふくとめなみ)さんです。
東京聖栄大学は、令和4年度から、身近な食品や科学にもっと興味を持ってもらいたいという思いから「調理・食品の科学」をテーマに区と協働で夏休みの親子向け講座を開催しています。昨年度は「食品加工の不思議」というテーマで「ふんわりふくらむ蒸しパン作り」や「焼くとおいしくなるパイナップルケーキ」などを調理・試食する講座を実施しました。
夏休みの自由研究のヒントにも
夏休みの自由研究のヒントが含まれているのも人気の理由の一つで、観察・体験した現象や学んだ原理を応用して、家でも行える内容になっています。受講した方からは「お菓子づくりで科学を考えるきっかけになった」「新しい発見があった」などの感想が寄せられました。
食品学科食文化研究室教授の福留奈美さんにお話を伺いました
福留さんは「キッチンで起こる不思議な現象に注目し『なぜ?』『どうして?』の答えを見つけるために、小学生には少し難しい内容でも教えないというのではなく、耳から入る情報に体験を組み合わせることで分かりやすく伝える工夫をしています。
調理や加工は、食品の化学変化や物理的現象として説明できることが多くあります。理屈が分かれば『面白い』につながります。また、調理の理論が分かれば、誰でもおいしく作って食べることができます。東京聖栄大学では、講座の他にも区と連携して『かつしかの元気食堂推進事業』や、図書館での食育に関する絵本の読み聞かせなども実施しています。今後も区民の皆さんの健康の維持・増進を図る取り組みをしていきたいです」と話してくれました。
【申込は7/22まで】令和6年度の講座はこちらです
食品の色や形、状態の変化を、実験や実習を通して観察します。
- 8月7日(水曜日)午前 ジュースを透明にしてみよう リンゴジュースが大変身
- 8月7日(水曜日)午後 パンはなぜ膨らむの?酵母の発酵パワーに注目
- 8月8日(木曜日)午前 野菜の色を利用してみよう タマネギの皮で草木染め
- 8月8日(木曜日)午後 つぶつぶゼリーをつくろう 小さな丸いつぶつぶの正体は?
申込み方法など詳細は、以下のリンク先をご参照ください。
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