日本語・学習支援ボランティア「なかよし」
「なかよし」は日本語の理解が不十分なために、日常生活でさまざまな生きづらさを感じている区内在住の外国ルーツの子どもたちを支援するため、平成22年9月に誕生しました。当初は区が開催した「外国人児童のための学習支援ボランティア講座」を受講した有志によるスタートでしたが、現在では子どもが好きで、子どものために活動したいという約30人のスタッフが、未就学児から高校生までの約40人に勉強などを教えています。
主な活動は日本語や教科の学習などで、月に数回、柴又学び交流館やにこわ新小岩、東金町小学校など、区内各所で開催しています。その他、不定期で餅つきや折り紙などが体験できるイベントを企画・運営しています。いずれも多い時には約20人が参加します。これらの活動は、子どもたちの日本語力の向上だけではなく、母国語で話せる友だちができるので「居場所づくり」にもつながっています。
中学2年生で中国から葛飾区にやってきたというお子さんは「『なかよし』の先生たちはとても親切で、勉強だけでなく日本での日常生活や学校生活についてもいろいろと面倒をみてくれました。本当に助かりました」と話します。
代表の浦山太市(うらやまたいし)さんは「教員時代、外国にルーツを持つ子どもたちが、友だちとのトラブルや学校になじめないことで不登校になってしまうケースを見てきて、子どもたちに寄り添える場の必要性を感じていました。『なかよし』で学んだ子どもたちが、日本語と母国語を駆使し、国際舞台で活躍する、そんな姿を見られることを楽しみに、今後も活動を続けたいです」と語ってくれました。
日本語を勉強したい人は連絡してください(にほんごをべんきょうしたいひとはれんらくしてください)。
日本語・学習支援ボランティア「なかよし」(浦山・うらやま)
電 話 070-6636-8068
メール urayan_1024@yahoo.co.jp
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