現在の葛飾

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ページ番号1003139  更新日 平成23年6月1日

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 東の下総台地と西の武蔵野台地に挟まれた一帯を「東京低地」と呼びます。葛飾区はこの東京低地に位置し、区内の標高は高いところで3m、低いところでは0m以下となっています。また、東から順に江戸川・中川・綾瀬川・荒川が流れ、東京低地の中でも、特に河川の集中する地域といえます。

東京低地に位置する葛飾区周辺の地図
葛飾区の地勢

 葛飾区内は一般的に地下水位が高く、場所によっては1mも掘れば水が湧き出します。水を含んだ泥を除去しながらの調査は大変で、時には泥まみれになることもあります。しかし、悪いことばかりではありません。例えば、台地上の乾いた土地では、土器・石器は残っても、木製品・骨などの有機物は、腐ってなくなってしまう傾向があります。ところが低地の遺跡では、水と泥によって遺物が保護され、比較的良い状態で出土することがあります。葛飾区内の遺跡からも、桶・箸・下駄・櫛・漆器椀などが出土しています。

遺跡の発掘作業を行っている写真
発掘の様子
出土した木製品の写真
出土した木製品

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習課郷土と天文の博物館
〒125-0063 葛飾区白鳥3-25-1
電話:03-3838-1101 ファクス:03-5680-0849
Eメールでのお問い合わせはこちらの専用フォームをご利用ください。