学校給食ができるまで

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ページ番号1002654  更新日 平成30年11月6日

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学校給食ができるまで

葛飾区の学校給食ができるまでをご紹介いたします。

献立作成・発注


学校給食の献立は、献立目標に沿って栄養価、食品構成等を考慮して作られています。
葛飾区では各学校の栄養教諭または栄養士が献立を作成し、発注しています。
季節に合った行事食、日本全国の郷土料理、世界各国の料理等、特色のある献立作りに取り組んでいます。
また、地産地消の一環として葛飾区で収穫された小松菜等の野菜を献立に使用しています。
そのほか、食物アレルギーをもつ子どもに対しても管理指導表に基づき考慮した給食を提供しています。
 

打ち合わせ

打ち合わせ写真
栄養教諭と調理員とで打ち合わせをしています。



 献立表をもとに、栄養教諭または栄養士と調理員で、衛生的かつ効率的に作業ができるように話し合います。またアレルギー食についても、調理方法、調理室内での動き方、調理担当決め、調理に使用する器具の選定等についても打ち合わせをします。
 

身支度

身支度写真
身支度をした調理員
白帽をかぶった調理員
帽子は耳が隠れるまで深くかぶります。

作業を始める前に健康状態をチェックし、点検表へ記入します。

清潔な専用の調理衣を着用し、帽子、エプロン、マスクを身につけます。
帽子は髪の毛が出ることがないよう、しっかりと耳までかぶります。

手洗い

手洗い
爪ブラシを使用して指先と爪の間を洗います。
手洗い
ひじまで丁寧に洗います。

 石鹸液で手指だけでなく、またひじまで丁寧に洗います。また、爪ブラシを用いて爪の間も洗います。爪の間の汚れは、ブラシでないと落とせません。紙タオルで水気をぬぐい取ったあと、アルコールで消毒します。手洗いは、作業が変わる度に行います。

水質検査

水質検査
遊離残留塩素量を測定する水を採取しています。
水質検査
遊離残留塩素量を測定中

 給食に使用する水の遊離残留塩素を作業前と調理作業終了前に測定して、水の安全性についても確認しています。
 ※既定の残留塩素量は遊離塩素量として0.1mg/リットル以上です。

検収

温度測定
温度計を用いて冷蔵食品の表面温度を測定しています。
採取
保存食を採取しています。

 納品された食材料のチェックをします。
 数量、納入漏れ、食材に不良がないかを確認します。また、表面温度計を用い適切な温度で納品されているかを確認するために、表面温度を測ります。
  検収後、保存食用に食品を採取します。
 ※  保存食とは
保存食とは原材料と調理済みの食品をそれぞれ50g程度採取し、2週間以上冷凍庫に保存することです。万が一食中毒が起こってしまった時に、その原因を探るために使用されます。

洗浄

洗浄
流水でしっかり洗い汚れや異物を取り除きます。

 野菜や果物は、三槽シンク内で洗浄します。
  その際、泥や虫などの食品に付着している異物を確実に除去するように注意しています。
 また洗浄時に、調理室の床に水がこぼれないように注意します。水をこぼすと、床がすべりやすくなるだけでなく、調理室内の湿度が上がり、細菌が繁殖しやすい環境を作ります。


 

切る

野菜を切る写真
にんじんを機械ではなく包丁を使って切っています。
皮むき
使い捨ての手袋を使用してキウイフルーツの皮をむいています。

 献立に合わせて野菜等を切ります。献立によって、包丁を用いたり、機械を用いて切っています。包丁を用いて切ることで野菜をよりおいしい状態で調理することができます。
 果物は果物専用の包丁、まな板を使用して衛生面にも注意しています。

調理

ルウ
シチューのためのホワイトルウを作っています。
シチュー
シチューが焦げつかないように混ぜています。
いか衣付け
いかに1枚ずつ丁寧にパン粉をつけています。
揚げる
大きな釜に油を入れて、フライを揚げています。
成形
1つずつ、つくねを丸めています。
つくね
オーブンの中へ手作りのつくねを入れています。
回転かま
スープを作っています。

 ゆでる、炒める、煮る、焼く、揚げる等の調理をします。写真のような大きな釜を使って一度に調理します。学校給食は手作りを基本としており、コロッケ、ハンバーグも手作りで、カレーも小麦粉とバターからルーを作ります。スープ、だし類は、鶏がら・かつお節等でとります。
 アレルギー食についても、打ち合わせをもとに、アレルギーを引き起こす食材の混入がないように十分注意し調理します。
 そのまま口にするパンや果物、調理後の食品を扱う時は、手洗いをした後で使い捨て手袋を使用して衛生面は十分気をつけています。
 

中心温度の測定

温度測定
中心温度計を使って温度測定しています。

 加熱は確実に行い、中心温度計により中心部が75℃で1分間以上(二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は85℃~90℃で90秒間以上)を確認しています。
 

味見

味見の写真
栄養教諭、調理員が味を確認します。この日はスープの味を見ています。

  おいしくできたか、また料理に異常がないかを栄養教諭または栄養士と、調理員で確認します。
  味を確認した後に、調理した料理を保存食として50g以上採取します。

検食

検食の写真

 

   検食とは、子どもたちが喫食する前に(給食時間の30分前)、安全性や味付け等に問題がないかを学校責任者が確認することです。
 校長、副校長等の学校責任者が検食して、問題がないことを確認後、子供たちに提供します。

配食

配食写真
クラスごとに計量してわけています。
盛り付け
個数を数えてからしょうゆだれをかけています。

  出来上がった料理をクラスごとの食缶に盛り付けます。
 

配膳

リフト
給食室内にあるリフトの中の様子です。
配膳ワゴン
給食をのせたワゴンを各教室前まで運びます。

 給食室で盛り付けた給食を食器、牛乳と一緒にリフトを使って各階に上げます。リフトで上げられた給食を、ワゴンの上にのせて、各クラスの前まで配膳します。

給食の様子

配膳
こぼさないようにドキドキしながら盛り付けています。
いただきます
姿勢を正していただきます♪
食事風景
給食おいしいね
後片付け
順番に食器を片付けます。

 白衣・白帽子を着用して給食の配膳をします。配膳したら全員席に着いて「いただきます」
教室中がおいしい笑顔であふれています。楽しい時間です。
食べ終えたら、給食にかかわっている全ての人に感謝をこめて「ごちそうさまでした」
今日もしっかり食べました。

 

下膳

下膳
下膳された食器、食缶
残食量チェック
栄養士が各クラスの残食量をチェックします。

 食べ終えた給食の入っていた食缶や食器を調理室に戻します。このときに栄養士が、各クラスの残食量の確認をします。

残菜量のチェック

残菜
今日の残食です。
計量
残食量をメニューごとに計量しています。

  戻ってきた食缶から、よく食べてもらえたかどうかを確認し、以後の献立作成に役立てます。
また、残菜量(食べ残し)の重量を量ります。

洗浄・清掃作業

洗浄写真
お盆を1枚づつ手で洗浄しています。
食缶洗浄
食缶を洗浄しています。
洗浄機
食器は手洗いした後、食器洗浄機に流しています。
食器
洗浄した後の食器です。

 使用した食器、食缶、器具等を洗浄します。食器は1枚づつ手洗いしてから食器洗浄機で洗浄します。
お盆も1枚ずつ、表裏を手洗いしています。
 食器を洗浄してから、床や厨房機器の清掃をします。

消毒

熱風庫
食器の入っている熱風保管庫
電源
熱風保管庫の電源を入れています。

 洗浄した食器、食缶、器具等は、原則として熱風保管庫(85℃~90℃、30~50分程度)で乾燥保管します。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局学務課給食保健係
〒124-8555 葛飾区立石5-13-1 葛飾区役所4階 428番窓口
電話:03-5654-8461 ファクス:03-3691-1329
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