家庭でできる浸水への備えについて
小規模な浸水への備えとして、家庭でできる取組みを紹介します。
ここで紹介する「水のう」や「土のう」などは、あくまでも台風接近前や水深の浅い初期の段階で行うものです。河川が氾濫するような大規模な浸水を防ぐことはできませんので、身の危険を感じる前に早目に避難することが重要です。
簡易水防工法
浸水などの被害を最小限に抑えるために活用される「土のう」ですが、いざと言う時、「土のう」が身近にないことも予想されます。そんな時に、家庭でできる様々な簡易水防工法をご紹介します。
1. ごみ袋による簡易水のう工法
家庭で使用しているごみ袋に水を入れ、「土のう」の代わりに出入口などに並べて浸水を防ぐ工法です。
(1)ごみ袋と土のう袋を使った水のう(区推奨)
令和元年台風19号の教訓を活かして、現在、区では家庭にあるごみ袋と土のう袋を使った簡易水のうを推奨しています。下記リンクをクリックすると、区推奨の水のうの作り方などについて、動画でご覧になれます。
【区推奨の水のう 作り方・使い方】
1. 40リットル程度のごみ袋と土のう袋を1枚ずつ用意します。
2. 土のう袋の中にごみ袋を重ね、持ち運べる程度まで水を入れます。
(40リットルの袋の半分まで水を入れると約20キログラムになります。)
3. 水を入れたごみ袋の空気を抜き、ねじりながら口を結びます。
4. 土のう袋の端のひもを引いて絞り、ねじりながら口を下に折り返し、ひもを2周させます。
5. 袋の口と巻いたひもの間に輪っかができているので、その輪にひもの先端を通してきつく結びます。
6. 上記1~5で必要個数分の水のうを作製し、浸水の水を防ぎたい箇所(自宅の出入口など)に連結して並べます。
7. 土のう袋はゴミ袋だけよりも形を保ちやすいため、水のうの積み重ねが可能です。(積み重ねにより、止水できる高さを高くすることができます。)
(2)ごみ袋と段ボール箱を使った簡易水のう
40リットル程度の容量のごみ袋の中に半分程度の水を入れて閉めた袋(水のう)を、段ボール箱の中に敷き詰め、これを出入口などに連結して並べることで浸水を防ぐ工法です。水のうだけの場合に比べて強度が増し、中に詰める水のうも積み重ねて使用することができます。
(3)ごみ袋のみを使った簡易水のう
40リットル程度の容量のごみ袋を二重にして中に半分程度の水を入れて閉めます。ごみ袋の強度が不足する場合は、重ねる枚数を増やします。家庭に段ボール箱や土のう袋がない場合に、水のうを出入口などに隙間なく並べることで浸水を防ぐ工法です。
二段重ねできないので、10センチメートル程度の水深が限度です。(買い物ポリ袋でも代用できます。)
2. ポリタンクとレジャーシートによる工法
ポリタンクに水を入れ、レジャーシートなどで包み、出入口などに並べて浸水を防ぐ工法です。
3. プランターとレジャーシートによる工法
土を入れたプランターをレジャーシートなどで包み、出入口などに並べて浸水を防ぐ工法です。
4. 止水板による工法
テーブルやボードなどの長い板状のものを出入口に設置することで浸水を防ぐ工法です。
土のうステーション
区では、大雨による冠水・浸水などの被害を未然に防ぐために、区民の皆様がいつでも自由に土のうを取り出せる「土のうステーション(土のう置場)」を区内25箇所に設置しました。台風接近直前での混乱を避けるためにも、日頃から家庭や地域で協力しながら、土のうを運び、ご自宅等で保管して、水害に備えてください。
番号 | 設置場所 | 住所 |
---|---|---|
1 | 西水元地区センター 入口右側 | 西水元5-3 |
2 | 水元スポーツセンター公園 南側交差点入口付近 | 水元1-23 |
3 |
東金町地区センター 入口付近 | 東金町5-33 |
4 |
理科大前交差点 駅寄り歩道部 | 東金町1-6 |
5 | 新宿防災コミュニティセンター 駐輪場後ろ | 新宿5-20 |
6 |
柴又地区センター 入口付近 | 柴又1-38 |
7 |
高砂地区センター 東側道路沿い | 高砂3-1 |
8 |
細田公園 南側道路沿い | 細田4-23 |
9 |
亀有公園 北側入口付近 | 亀有5-36 |
10 |
中道公園 北側入口付近 | 西亀有1-3 |
11 |
南綾瀬中央公園 北側入口付近 | 堀切7-8 |
12 |
お花茶屋図書館 地区センター側階段下 | お花茶屋2-1 |
13 |
青戸地区センター 南側駐輪場付近 | 青戸5-20 |
14 |
堀切二丁目公園 北側入口付近 | 堀切2-44 |
15 |
道路補修課 駐車場入口付近 | 立石4-34 |
16 |
四つ木四丁目公園 入口植栽内 | 四つ木4-24 |
17 |
渋江公園 南側入口付近 | 東立石3-3 |
18 |
木下川中央公園 防災倉庫裏 | 東四つ木3-47 |
19 |
諏訪野公園 東側植栽内 | 高砂1-7 |
20 |
奥戸二丁目公園 北側植栽内 | 奥戸2-31 |
21 |
東立石緑地公園 北側入口植栽内 | 東立石4-5 |
22 |
西新小岩五丁目公園 川側入口付近 | 西新小岩5-2 |
23 |
新小岩公園 駅側入口付近 | 西新小岩1-1 |
24 |
新小岩北地区センター 駐輪場付近 | 東新小岩6-21 |
25 |
小松南小学校 南側校門横 | 新小岩2-25 |
なお、土のうの利用にあたっては、連絡等は不要です。下記の注意事項をよくご確認のうえ、ご自宅等の浸水対策にご活用ください。
【注意事項】
- 不要となった土のうの回収は、区では行っておりません。
- 必要な方は、お近くの設置場所から自ら運んでご利用してください。
- ご自宅等に土のうを保管できるスペースが確保できているか事前にご確認ください。確保できない場合は、簡易水のうをご利用ください。
- 土のうの中身は、砂(重量約5キログラム)が入っています。
- 運搬の際は、軍手や汚れてもよい服装で行ってください。
- 保管するにあたっては、風通しを良くするため、スノコの上に土のうを置き、ブルーシートなどに包んでおくと劣化防止になります。
- 土のうは繰り返し使えます。水に濡れた土のうは、天日で乾かします。袋が劣化してしまった場合は、新しい袋に交換し、再利用してください。土のう袋はホームセンター等で購入するか、もしくは、事前連絡により、区役所でも配布を行っております。劣化した袋は家庭の不燃ゴミとして各自処分してください。
- 置き場の土のうは、区が必要に応じて点検・補充を行っております。土のうが不足している場合は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。(土のうステーションの青色カバーにも記載しています。)
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このページに関するお問い合わせ
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