デング熱を予防しましょう
デング熱についてお知らせします。
デング熱とは
デングウイルスによって起こる感染症で、ウイルスを持った蚊に刺されることで感染しますが、人から人へ感染
しません。主に熱帯地域で流行しています。現在のところ、国内での発症例はありません。
デング熱の症状は
感染しても50%~80%は発症せず、免疫を獲得して終わります。発症する場合は、感染してから2~15日(主
に3~7日)後に突然の発熱・頭痛・筋肉痛や発疹がみられます。ほとんどの方は1週間程度で回復しますが、ま
れに重症化することがあります。蚊に刺された後でこのような症状がある方は、早めに医療機関を受診してくださ
い。
デング熱の予防接種や治療は
予防のためのワクチンや、デング熱ウィルスに効く薬はありませんので、対症療法となります。
デング熱の予防
国内ではヒトスジシマカがウィルスを媒介し、感染が広がります。ヒトスジシマカは成虫で越冬できないことか
ら、海外でデング熱に感染した人が国内でヒトスジシマカに刺され、その蚊が他の人を刺すことにより感染が広
がります。
このように、ヒトスジシマカがデング熱に感染した人を刺さない限り、デング熱が広がることはありませんが、感
染を予防するためには、蚊に刺されないようにすることや、蚊を増やさないことが大切です。
蚊に刺されないためには
(1) 外出する際は、長そで、長ズボン等を着用するなど、なるべく肌を露出しない服装をしましょう。
(2) 虫除け剤を上手に使いましょう。
(3) 網戸を利用し、蚊が室内に入らないようにしましょう。
蚊を増やさないためには
(1) 空き缶、空き瓶、古タイヤなど雨水が溜まりやすい物は片付けましょう。
(2) 植木鉢の下の皿などに水が溜まると、ボウフラ(蚊の幼虫)の生育場所になります。定期的に水を捨て、ボ
ウフラが育たないようにしましょう。
(3) 敷地の排水ます、排水溝など、雨水が溜まりやすい場所はよく掃除し、定期的に殺虫剤をまきましょう。
もし蚊に刺された後に症状が出たら
蚊に刺されたからといってデング熱に感染するわけではありませんし、発熱や頭痛などの症状が出る病気はデ
ング熱以外にもあります。蚊に刺されて、発熱や頭痛などのデング熱に似た症状がある場合には、まず医療機関
を受診してください。
このページに関するお問い合わせ
保健予防課感染症対策係
〒125-0062 葛飾区青戸4-15-14 健康プラザかつしか内
電話:03-3602-1238 ファクス:03-3602-1298
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