タイトル かつしかの元気食堂認定店とかつしかの元気食堂応援団を募集します 【担当課】 健康づくり課 電話3602‐1268 区では、栄養バランスの良いメニュー・野菜たっぷりメニューを選べたり、塩分を控える注文ができたりするなど、健康的な食のサービスを提供する飲食店を「かつしかの元気食堂」に認定しています。 平成29年1月現在、区内62店舗を認定しており、区のホームページなどで紹介しています。詳しくは、かつしかの元気食堂説明会に参加いただくか、健康づくり課までお問い合わせください。 かつしかの元気食堂説明会 【対象】 区内に固定店舗を有する飲食店を営む方または従業員 【日時】 2月7日(火)・9日(木)いずれも午後3〜4時。直接会場へ。     各日とも同じ内容です。 【会場】 健康プラザかつしか(青戸4‐15‐14) かつしかの元気食堂応援団  かつしかの元気食堂を一緒に盛り上げていただける方を募集します。指定の飲食店へ健康情報誌を配布したり、イベントでかつしかの元気食堂をPRしたりするボランティアです。 【対象】 次の全てに該当する方20人 ▲区内在住で3回の研修会(下記参照)に出席できる方 ▲パソコンやスマートフォンを使ってメールでの連絡ができる方 ▲月1回程度、健康プラザかつしかに来所した上で、指定の「かつしかの元気食堂」を訪問し、所定の報告書を提出できる方 【研修会日時】2月24日(金)、3月6日(月)・24日(金)いずれも午前10時〜正午。 【申込方法】 電話で2月15日(水)午後5時まで(多数抽選)。電子申請可。 【会場・申し込み】 健康づくり課(青戸4‐15‐14健康プラザかつしか内)電話3602‐1268 タイトル かつしかの元気食堂 おうちで作ろう元気食堂メニュー 【担当課】 健康づくり課 電話3602−1268 春菊のくるみ和え  この時期に食べ頃を迎える春菊を使ったメニューをご紹介します。  くるみ和えは春菊以外の青菜などにもよく合います。 ポイント  春菊などの青菜は、免疫機能を高めるビタミンAが豊富で、不足しやすいカルシウム、鉄、葉酸なども補えます。くるみの脂質は、魚などに多い動脈硬化の予防に効果のある多価不飽和脂肪酸を含みます。 【材料】1人分 ●春菊…80g ●にんじん…10g ●くるみ…10g A ▲味噌 小さじ1 ▲みりん 小さじ1弱 ▲はちみつまたは砂糖 小さじ1 【作り方】 @ 春菊は熱湯で茹でた後に冷水に浸し、水気を切って長さ4pに切る。にんじんは長さ4pの千切りにし、さっと茹でる。 A くるみは中火で3〜4分、表面に少し焦げ目が付くくらいに炒る。 B Aをビニール袋に入れ、すりこぎなどで叩いたらボールに移し、Aを加えてよく混ぜ、@と和える。 【栄養成分表示】エネルギー125kcal たんぱく質4.1g 脂質7.5g 炭水化物12.4g 食塩相当量0.9g 献立作成:東京聖栄大学 タイトル かつしかの暮らしと文化 194  都人と東人にとっての富士山  平成25年に世界遺産に登録された富士山は、葛飾北斎や歌川広重の作品に裏富士を題名とした作品があるように、一般的に静岡県から見た富士山を表富士、山梨県からのものは裏富士と呼ぶことが江戸時代から定着していました。この呼び分けは、富士山の南麓(静岡県側)を表、北麓(山梨県側)を裏と説明されることが多いのですが、古典作品を読むと別の歴史的背景もあるようです。  例えば、平安時代初期の物語『竹取物語』では、最後に富士山について記されています。かぐや姫は月へ帰る際、不死の薬壺と歌を帝に渡すよう託します。それを受け取った帝は、側にいる者に天に一番近い山を尋ね、駿河国にある山が都にも近く天にも近いことを聞きます。帝は不死の薬壺と歌をその山の頂まで運ばせ燃やしたことから、その山は「ふしの山」と呼ばれるようになったとされています。つまり、富士山の名は不死の薬壺との関わりから名付けられたと説明しているのです。  一方、奈良時代に編纂された『常陸国風土記』では、昔、神様の先祖が各地の神々を巡り、駿河国の「福慈の岳(富士山)」に着いたところ、日暮れになったことから福慈の神に一夜の宿をお願いしましたが、新嘗祭(収穫のお祭り)を理由に断られてしまいます。怒った神様の先祖は、福慈の岳を冬でも夏でも雪や霜が積もり、寒さが何度も襲う山に変えてしまいます。一方、次に訪れた筑波の岳(筑波山)では、食べ物や飲み物を用意して歓待してくれたことから、それ以来人々が往き集い、歌い舞いながら宴が催される山になったと説明されています。  このように、『竹取物語』では都に住む人(都人)にとって富士山は天に近い神聖なものとして、『常陸国風土記』では関東地域に住む東人にとって富士山は筑波山に及ばないものとして記されていた点で、別の捉え方をされていたことに驚かされます。  澄み渡ったこの季節、区内では東方に筑波山、西方に富士山を見ることができます。この地に暮らした古代の人々は、富士山よりも筑波山を敬って眺め、より身近に感じていたのかもしれません。葛飾の地から古典などを手元に、古の人々の思いをうかがいながら二つの山を見比べるのも、この時期ならではの楽しみの一つです。 (郷土と天文の博物館)